【第1期】真平(坂口憲二)が35歳にして人生で初めての嫉妬を経験!千明(小泉今日子)との恋

長倉家でカフェ「ナガクラ」を経営しながら、“天使”を自称し、鎌倉の女性の心を癒していた真平。ある日、長倉家の隣家を内見に来た千明が「ナガクラ」を訪ねたことで、2人は知り合いに。

その後、隣人となった千明を朝食に誘ったり、ネズミを怖がる彼女に「朝まで一緒にいてあげる」とサラリと言ったり、千明に対しても“天使”の片りんを見せます。

2人は男女の関係になりますが、当初、真平は“天使”の活動の一環として千明を好きでいました。しかし、千明と和平の仲睦まじい姿に初めて嫉妬を感じ、本気で千明が好きだと気づきます。その思いを和平に打ち明け、千明に告白し、恋人同士になりました。

病気のことも打ち明けて、デートを重ね、幸せな時間を過ごしていたものの、やがて千明から別れを切り出されて破局。短い恋でしたが、関係は良好で、現在でもお互いを「元カノ」「元カレ」と笑って言い合える仲となっています。

真平(坂口憲二)と妻・知美(佐津川愛美)の出会いは最悪だった!?

2014年に和平の部下・知美と結婚し、第3期では元気な双子の子どもを育てている真平。知美と幸せな家族を築くまでに、さまざまなことがありました。

出会いは第1期の後半。当時の知美は、和平をめぐって母・大橋秀子(美保純)と恋のバトル中。和平を振り向かせることができず、夜の海を眺めながら思い悩んでいたところ、真平が声をかけます。

「俺に何かできることない?」という真平の言葉に、「ナンパですか?」と怪訝そうな表情を向ける知美。そんな出会い以降、2人はことあるごとに顔を合わせては衝突する仲に。

『2012年秋』では、恋人同士となった2人。しかし、真平はデート中でもさびしそうな女性を目にすると、“天使”の血が騒ぎ、声をかけたい衝動に駆られてしまいます。その行動が気に入らず知美がブチギレ。ケンカになることもしばしば。

第2期では、結婚が決まり、真平は知美との将来を考えて“天使”の廃業を宣言します。この頃の真平は、付き合い始めてそれなりの月日が経っているにもかかわらず、知美を一度も抱いていないことを、人知れず悩んでいました。

結婚式の前日になってようやく千明にその悩みを告白。病気のこともあり、いつ死ぬかわからず、親にはなれないと話す真平。知美が自分の病気のことを知っていても、子どもが知らないことが不安で、「(自分が)幼い頃に両親を亡くしていて、その寂しさを知っているから」と、自身と同じ思いをさせたくないと語ります。

そこで千明から言われた「自分の未来を信じるしかない」という言葉に背中を押され、幸せな結婚式を迎えたのでした。

いまだ病気への不安を抱えている真平と、そんな真平を心配しながらも明るく支える知美。もう一つの“長倉家”の物語にも注目です。