『続・続・最後から二番目の恋』第9話あらすじ完全版

死と隣り合わせだった病気が治り、子どもの頃のように“冒険旅行”へやってきた長倉万理子(内田有紀)と長倉真平(坂口憲二)。

トンビの鳴き声が響く快晴の大平山で、テントを張り、コーヒーを淹れる。

大はしゃぎで自分たちだけに通じる“双子ギャグ”に笑い転げると、2人は今の気持ちをゆっくりと言葉にしていった。

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真平が「どうしていいのかわからないっていうのがさ、正直なところ」と語ると、万理子は自分の気持ちも重ねながら、「急に何かが変わるのは、怖いです」と返す。

うれしいことでも、大きな変化は少し怖い。そんな気持ちを分け合ううちに、真平は小学生の書き初めを思い出していた。「生きる」という書き初めで、万理子はあえて「生きろ」と書いたことを。

うれしかったと言う真平に、万理子は「大切に生きていきましょう」と応え、2人はにっこりと微笑み合った。

その夕暮れ。吉野千明(小泉今日子)は自宅の縁側で、万理子が投函していった月9ドラマの企画書と手紙に、ゆっくり目を通していた。

ミモザ柄の便せんに丸っこい文字で綴られていたのは、千明への感謝の思い。

「すべての文字が私が選択した意志で出来ています」

千明へ恋する自分をモデルにしながら、脚本家として、客観性をもって企画書を書き上げられた。そんな自分を“誇らしい”という万理子の言葉に、千明は優しい笑顔を浮かべて、空を眺める。