長倉和平(中井貴一)は、鎌倉市長・伊佐山良子(柴田理恵)のもとへ。
市長選への立候補か、辞退かを告げる約束の日。市長の誕生日でもあって祝いの花束を抱えた和平は、満を持して現在の胸中を打ち明ける。
その頃、鎌倉の森の中。真平(坂口憲二)と万理子(内田有紀)は、双子ならではの幼少期の思い出話に花を咲かせていた。
病気が完治した真平。彼は子どもの頃、自分の病気ゆえに行くことができなかった念願の「冒険旅行」に万理子を誘ったのだ。
「今日死ぬかも」という思いの中で生きてきた真平は、病気が治った戸惑いを万理子に語る。「急に何かが変わるのは怖い」と共感する万理子。まさに“変化”の途上にいる2人だった。
一方、吉野千明(小泉今日子)のもとには、万理子から届いた新たな「月9」の企画書と、思いをつづった手紙があって――。
長倉家の面々がカフェ「ナガクラ」に揃い、千明も到着。そこで開催されたのは和平によるたこ焼きパーティ。
だが、本題はこれまで皆に秘密にしてきた市長選挙立候補のこと。その経緯と心境を告白する和平に、家族&千明の視線が集まっていた。
そんなことを知らない成瀬千次(三浦友和)と早田律子(石田ひかり)はそば屋で遭遇。当然話題は彼らに“変化”をもたらした“2人”のことになり…。
その“2人”=千明と和平はそれぞれが新たなターニングポイントを迎えていた。