柳葉さんが10代、20代のキャストと共演して感じたこととは?室井と子どもたちの“親子”シーンは「気持ちは柳葉が若干入った」と明かしました。

――杏役の福本さん、室井の里子・森貴仁役の齋藤さんと共演した感想はいかがですか?

2人とも純粋。これは羨ましかった。いつも、初めて現場をご一緒する方がいると、どんな思いでこの作品に参加してくれているんだろう、どんな表現をしてくれるんだろうと、楽しみなんです。

福本さんや齋藤さんは特に年代が離れているので、やっぱり僕とは生きてきた環境も全然違うわけで。そういう彼らがどうやってお芝居を作ってくれるのか、ワクワクしながら撮影期間を過ごしていました。

この仕事をしていると幅広い世代の方と出会えるので、人間好きの僕にとっては非常に楽しいですし、嬉しいですね。

子どもと暮らす里親・室井「気持ちは柳葉が若干入った」

――新鮮な気持ちで仕事に臨めるのは、素敵なことですね。

新鮮さを求めている自分がいます。世代が違えば、考え方や感じ方も違うけど、まるっきり違うかと思いきや「ちょっと俺と似ているところもあるな」と思ったり。そういうものを感じられるところが、コミュニケーションの楽しさだと思います。

今回、室井は里親として子どもたちに関わります。福本さんたちがこれだけピュアな表現してくれるのなら、こっちもそうしようと思って、僕自身が子育てをして感じた思いそのままに接しました。

――室井が、里子で小学生の柳町凛久(前山くうが・こうが Wキャスト)に対して、親としての接し方に悩んでいると打ち明けるシーンが印象的でした。

言い方は室井ですが、気持ちは柳葉が若干入りました。柳葉はあんなカッコいい言い方はしないけれど(笑)。

親は、毎日が不安なんですよね。子育てって何もかもが初めてで、失敗もするし、ドキドキの連続で。室井も同じはずなんですよ。だから、僕自身の子育ての記憶を思い出しながら、凛久たちとの時間を過ごしました。

本作には、シリーズ初期から出演している筧利夫さんも出演!撮影時の知られざるエピソードを明かしてくれました。