このテイストで2時間サスペンスが何本も作れるんじゃないか?

いやー、だけど、今回いづみの新ステージとして、突然に“畑仕事”が与えられたわけだけど(ホントにどうした!?ってレベルの唐突さ)、いづみってば、一人で畑仕事させられてたら、急激に何かのゾーン入っちゃって「何、このフワフワな土…」とか言い出して、なぞに“開眼”しちゃう…。

あの場面、怖かったわー(おい!)。だって、あの“畑仕事”、今後の「雑誌連載企画」や「子ども食堂」に関わってくるっていう、そういう前振りのためのシーンってことなんだろうけど、いづみの“開眼”ぶりがマジすぎて、心配になってきちゃって、結婚するしないは個人の自由だけど、あんなに結婚したがってて、あんなに結婚をあきらめなかったいづみが、“畑仕事”に開眼ってさ…。いづみ、戻ってこい!いづみ!戻ってこーーーーーい!!!(どこに!?)

っというわけで(?)もう第9話までさしかかって、クライマックス間近!?だっていうのに、今回はまさか突然の、相続探偵!他局!(日本テレビにて放送中)

さすがの『相続探偵』の原作&脚本家であり、今作『中島ハルコ』の脚本も手がけてる西荻弓絵先生。スーパードクターの地元系世直しハートフルコメディである中島ハルコの世界観で(もうスーパードクターである意味は相当薄れてるけど…おい!)遺産相続ミステリーの“相続探偵”をぶっこんだとしても何ら違和感なし。

むしろこのテイストで2時間サスペンスが何本も作れるんじゃないか?というほどのフィット感。2時間サスペンスだと、ハルコ&いづみのバディ感がさらに強まってフィット感高くなるしね。

で、しかも、いづみのオールドスタイル幽霊姿披露!などのやんややんやのおふざけもあった末、一旦ハルコ的人情で解決…兄妹そろって仲良く薪(まき)割りしたんで解決しましたとさ…って、若干、それで終わりかよ!?と思わせておきながらの、きく江ちゃんの古いPC問題を掘り起こしての、ミステリーもちゃんと展開させる技巧。

でもって、キャラ的には濃いのに、これまであんまり役に立ってなさそうだった鰯ちゃん(大友花恋)だけど(おい!)、今回ほぼほぼ脈略なくPC解析を任せられるというわけのわからなさなのに、それもこれもまったく違和感なし(鰯ちゃん、ハッキングとかできそうだもんね…おい!)。うん、これで、ハルコで本格スパイもの(絶対本格ではない)もできるな…。

で、で、前回あんなにドラマティックな愛の物語で終わったのに、今回はまさかの“相続探偵”で、ラン(GEE SUTTHIRAK)と龍くん(堀海登)のその後はどないなっとんねん!というツッコミも、いづみの畑仕事から得た知見によってランを励ますという謎シーンでもって、そこらへんのケアも強引にはしつつ(おい!)、とはいえ強引だけど、その励ます姿がオールドスタイルの幽霊姿のまま…というそもそものシチュエーションが意味不明。だから、なんでもよし!!うん、つまりは、オールオッケーってこと!!

そいでもって、ハルコのシーズン3も、もう終盤も終盤だから、ランと龍くんの二人の愛の物語に決着がつきそう!?もうすぐなの!?ってところなのに、次回予告の冒頭が「(大笑いする謎の女は)誰?」っていう意味不明のフルスロットル!

うん、ホントにマジで「誰?」だよ!!!今ね、ハルコね、それどころじゃないんだよ!?ちゃんとして!!!!(=次回も楽しみの意)