夜になると、先ほどの出来事がニュースで流れていた。犯人は逮捕されたが、社長が亡くなったことを知った上杉はショックを受ける。

その様子を見ていた雪に兼下は、この仕事で一番怖いのは慢心だと告げた。

上杉は焦る自分と通報を代わってくれた堂島に謝罪しに行く。すると、「お前は人間を舐めすぎだ」と言われてしまう。

どうすれば良いのかと問う上杉に堂島は、ひたすら相手の声を聞いて想像し、それを何度も繰り返して対応力を養うしかないと答えた。

深夜、機転を利かせ女性通報者の身を守った高千穂(中村ゆり)

深夜、女性管制員を指名する若い女性からの通報が入った。

高千穂が代わると、女性は元カレを自称する男に殴られ、顔面から出血して逃げていると言う。

また、家出中なので警察への通報もままならないと言う女性に、高千穂は救急車を出場させようとする。

だが、女性は自称元カレが近くで探し回っているため、サイレンは消してほしいと言いだした。

そんな時、雪が頻回要請者からの通報を受ける。救急車を出場させた雪が、また乗らないだろうと思っていると、高千穂に声をかけられる。

頻回要請者の通報場所が、高千穂が話しているケガをした女性の近くなのだ。

高千穂は女性に、救急車が来る場所まで走るよう伝える。

さらに、雪が出場させた救急隊に連絡し、若い女性を救護するよう指示。そんなやりとりを上杉が見ていた。