<合田雅吏 コメント>
幸田町さんには『最高のオバハン中島ハルコ』シリーズ第一弾のときから、本当にお世話になっていて、とにかく人の温かさには頭が上がらないです。長年役者をやっていて、どのロケ地に行くよりも本当にありがたさを感じるというか、協力体制やロケ弁にはもったいないくらいの食事を用意していただいて、どれだけ救われたか…。
今回、プロデューサーの松本さんから「大谷」というキャラが主人公になると聞いたときは、ちょっとびっくりしたんですが、うれしかったですし、ありがたかったですね。
大谷はシリーズの中では、ハルコ先生のもとで働く事務長で、実は奥さんがいるらしいとか、奥さんに頭が上がらないらしいとか、少しずつプライベートの部分を描いてくれているのですが、“実際に家に帰ってどうしている”とか、“どんな家族か”というのはわからなかったんですよね。
自分の中で大谷のキャラを設定や想像しながら作ってきて、それを具体化してもらえたので、本当にやりがいがありました。
奥さん役の雛形あきこさん、娘役の池田朱那さんと糸瀬七葉さんも、初日の1シーン目から家族としてまとまっていて、しっくりきたというか、非常にやりやすかったですね。
中島ハルコシリーズも第三弾ともなると、大地真央さんと蕨野さんの3人のときの信頼関係もう半端じゃないんですよね。シーズン3では、新しいチャレンジというか、殻を破るという裏テーマが大谷と若杉にあって、いろんなことをさせてもらいました。
大地さんとの芝居でいままで出てこなかったキャラクターを前面に引き出してもらったので、スピンオフでもプライベートの大谷をハルコファンの人たちに、ぜひ見てもらいたいです。