殺された会計士…誘拐された投資家…仲間を失った氷月（波瑠）ら柊班が挑む2つの事件＜『アイシー』第4話完全版＞

翌日。赤松は氷月と穂村を呼び出し、穂村の単独行動を叱責。それでもなお「自分は間違っていない」と
言う穂村に、氷月は「自分を見失わないように冷静にならないといけない」と戒める。

一方、梨々花の元には謎の小包が届いた。中には「警察に通報した罰だ。」という手紙とともに、奥貫の指が入っていた…。

一刻も早く被疑者を突き止めないと、奥貫の命も危ない。氷月は、梨々花が西村の事件現場にいたことを赤松と池上に話し、彼女の事情聴取を願い出る。

池上は奥貫の車のカーナビ履歴が消されていることなどから、彼女が誘拐事件に関わっている可能性もあると話す。下手なことをすれば誘拐犯を取り逃がしかねない。

それでも食い下がる氷月に、赤松は梨々花への事情聴取を許可する。

梨々花から話を聞く氷月と土屋。西村の事件現場にいたことを指摘された梨々花は、観念したように話し始める。

数日前、大ケガを負って帰宅してきた奥貫は、救急車を呼ぼうとする梨々花を制し「これから先、俺の身
に何が起きても怪我のことは警察にも言わないでほしい」「俺は裏切られたんだ」と話し、そのまま姿を消した。

翌日、脅迫状が届き不安に駆られた梨々花だが、奥貫との約束のため誰にも相談できない。

その翌日、パトカーの音を聴いて居ても立ってもいられなくなり、西村の現場に駆けつけた梨々花は、奥貫も西村と同じ目に遭うのではと思い、意を決して警察に電話をかけたのだった。