<試写室>『バントマン』第10話
『バントマン』もとうとう最終回前の第10話まで来てしまいましたが、ここへきてようやく、今になって気づいてしまったんですが、僕、このドラマのキャラクターたちの中で、一体誰に、一番、感情がのっかっていたか?…っていうと、常にまっすぐで、豪快なスイングもすこぶるカッコいい主人公の大翔(鈴木伸之)…ではなく、しっかりしてそうでおっちょこちょい…なんだけどいつも愛らしいヘッドの華(倉科カナ)でもなく、ちょっと変化球的な視点からの櫻田社長(坂東彌十郎)!?でもなく、絶対、当然、今まで何の役にも立ってない藤堂さん(平原テツ)であるはずがなく(言い方!)、扱われ方はパシリ感すらあるのにどこまでも爽やかな吉岡くん(阿久津仁愛)でもなく(こっちも言い方!)、スコアラーのエピソードが珠玉だった梶間ちゃん(石川瑠華)でもなく、うん、もうSBO部には誰もいない…もしや…まさか?!前回ちょっとだけ、ほんのりの活躍が見られた、秘書の末松さん(福田ユミ)!?…なわけないだろ!(いろいろ失礼)…うん、そう、そうなの。僕、僕が、一番に気持ちがのっかってしまっているのは…大翔の一人息子である、直斗くん(小山蒼海)!直斗くん!なのです!!!
ああ、もうだってだって、なんでかって、直斗くんが何もしてないのに、ただただ画面に映っただけで「か、かわええぇぇぇぇ…♡」…じゃない…いや、それも絶対そうなんだけど…直斗くんが、ただただ登場しただけで、その瞬間、何のスイッチが入ったのかなんなのか、急激に“何か”が入ってしまって、おじさん(=僕)涙が出てくるんだもの…(泣)。
僕、子どもいないんだけど、きっと、子を持つ親の気持ちって、こういうこと、こういうこと、なんですよね(どういうことだよ)?
えー、だって、だってね!?(誰にだよ)今回のね、第10話ね、直斗くんがね…。
「野球をやめたい…」(僕:なんでやめちゃうんだよぉおお~!!泣)
「(野球が)あんまりうまくないんだ…」(んなわけないよぉおお~!!泣)
「(野球をやめたいのは)へたくそだから…」(何回言うねん。自信、持てよぉおお~!!泣)
「(大翔にやんや言われ)(泣く)」(大翔、お前!!お前、なんなんだよーーーー!!!怒)
って、終始、僕、ご乱心♡だったんだもの(知らんがな)。これを「子を持つ親の気持ち」と呼ばずして、何と呼ぶ(親の気持ちでは絶対ない)!!
おっと、ここまで、ただの気持ち悪いドラマおじさんになってしまいましたが、取り戻します(もう無理!)。