今回ばかりは、直斗くんに思いを寄せて大翔にイラっとするはず…
で、今回のお話はというと…。
あんなに純粋な野球少年だったはずの(ドラゴンズの祖父江投手のファン)直斗くんが「野球をやめたい…」と言い出して、訳を聞いてもわからず心配になったおばあちゃんの絵里子さん(朝加真由美)が直斗くんと一緒に上京してくるんだけど…というお話。
で、その、せっかく直斗くんが上京してきて、直斗くんの気持ちに近づこうとする大翔が、もう腹立つのなんの(おい!)。
いやだって、ちゃんと冷静になって考えたらですよ?大翔は、中日ドラゴンズから戦力外通告を受けたっていう、一般の人には計り知れない、そういう暗い過去があるにせよ、ですよ?その戦力外通告の直後に、櫻田社長にひろわれて、再就職先を見つけて、なんならそこではプロ野球界復帰もできるベースまであって、でもって、その新しいお仕事も最初は慣れないことばかりではあったけど、自分の持ち味が発揮できる、仲間にも恵まれている、みんなで楽しく、“名古屋ではない場所”で、自分らしくやってきてた、ある意味、恵まれてる側なわけじゃないですか!?
なのに、ああなのに、なのに、ああなのに(しつこい!)、大翔ってば、名古屋に残してきた直斗くんの気持ちも考えんと、いつものように、まっすぐで、男らしくて、キラキラで、かっこいいことばっかり言うわけ。
もー、あー!腹立つ!!大翔に、とてつもなく、腹立つ!!主人公だってのに、腹立つ!!僕、そもそもが直斗くんへの思い入れがすさまじいから、直斗くんの肩を全力で持っちゃうわけなんだけど、きっとそうでもない、普通の視聴者の方も、今回ばかりは、直斗くんに思いを寄せて、主人公の大翔にイラっとする…はず…なのです。
だけど…だけど、なのです。前半、その、大翔に憤りまくる、そんな前半から、一体全体どうやって後半いつも通りの“ハートウォーミング”に帰着するのか?というのが、今回の第10話の見どころになっているのです。
最終回前にして、主人公に対してとてつもない憤りを感じてしまうのに、それを乗り越える、そんな超難関を見事に乗り越えてくる、心温まるエピソードとは!?
そしてなにより、直斗くんの「野球をやめたい」という気持ちと、「お父さんと一緒にいたい」というその気持ちは、どのように物語としておさまるのか(書いてて泣けてきた…おい!)…で、ラストが最終回前だけに、衝撃!ちょっと笑うくらい衝撃!!今週も、必見です!!!