高校生の頃から仕事をしており、本作での“学校のスター”役にも「思い当たる節がある」と話す桜井さん。しかし、デビュー当時は複雑な思いも抱えていたようで…
――桜井さんは高校2年生のときにデビューしましたが、当時はどんな心境でしたか?
もともと、キャビンアテンダントさんやアナウンサーさんなど、華やかな職業に憧れてはいましたが、はっきりと芸能界を目指していたわけではありませんでした。本当にラッキーなことに、たまたま賞をいただいて、事務所に所属して…という感じだったので「この世界でしっかりやっていきたい」と決意が固まったのは、デビューして何年か経ってからでした。
なので、初めの頃は、まだ決意が固まらないまま、ありがたいことに広告や舞台、ドラマのお仕事をさせていただいて。まだ生半可な気持ちで表に出てしまった、という気持ちがありました。
周りから期待される自分と、そうじゃない自分のすり合わせに時間がかかっていましたね。「本当は、望んでこの世界にいるわけじゃないのに」という甘えもありました。なので、母に「もうやめたい!」って泣きながら電話したことも。今考えると、すごく甘かったですね。
――「この世界でやっていく」と決意したきっかけは、何だったのでしょう?
デビュー当時からずっと支えてくださったマネージャーさんが、事務所を辞めたことです。表に見せる“桜井日奈子”をとても考えてくださる方でした。今思えば、あんなに愛情を持って育ててくれるマネージャーさんに最初に出会えたのは、幸運なことだと思います。
これまでの感謝の気持ちを、今後の私の活動を通して伝えていきたい、だから負けるわけにはいかないと思ってから、仕事への意識が大きく変わりました。
上京時は目まぐるしさから「精神的にもちょっと不安定に」
――本作の公式YouTubeで桜井さんは、上京当時は東京にワクワクしながらも「怯えていた」とコメントしています。当時について聞かせてください。
ちょうど、環境が目まぐるしく変わったタイミングでした。初めていただいた俳優の役がひょんなことからストリッパーになる女学生で、当時の私にはとても難しい役でした。さらに、両親との約束で受験をして大学に入り、初めての1人暮らしをスタートして…。
いろいろな“初めて”に押しつぶされそうになっていました。精神的にもちょっと不安定で、絶対そんなわけないのに、道行く人に悪口を言われているような気がして。「桜井日奈子が何とか…」って聞こえるというか。だから、期待3割、不安7割みたいな感じでしたね。
――それから10年近く経ちますが、今、東京でどんなことを思いますか?
今はもう、あの頃のような気持ちは消えました。東京も好きですが、離れてみて地元の良さに気づいたと思います。昔は「東京のほうが楽しい!」と思っていましたが、やっぱり岡山に帰ると肩の力が抜けるんですよね。今では岡山ののんびりとした空気も好きになりました。
これまでの歩みを振り返り、丁寧に語る桜井さん。今年は写真集を発売し、その健康的で美しいビジュアルで注目を集めました。美と健康の秘訣を聞くと…?
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