＜コラム＞『嘘解きレトリック』キャラクターたちの関係性の“深度”が深まり…最終回近くなったら、深く潜りすぎて息できないかも？？

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かわえぇぇぇぇぇえええぇぇぇええぇぇぇ…………（視聴中の心の声）

もう、出てくるキャラクター、全員が、かわいすぎる！！！これはもう、月9史上、最も“かわいい”作品といっても過言ではない！！…んじゃないでしょうか？ねぇ？！？！ねぇ？？？（誰に）うん、まあ、かわいい月9ってなんだって話だけど…。

だってね。まずね。探偵とか刑事とか、“推理する側の人”と、“かわいい”ってのは、食べ合わせが悪いじゃないですか？だってその、推理する人があまりにもかわいいと、頭脳明晰には見えないし、そもそもなめられちゃうし、肝心なとき、犯人を追い詰められないじゃないですか。

いやだけど、かわいく“見えてしまう”、推理する人ってのはいるとは思うんですよ？（どないやねん！）でも、それはつまり無邪気だったり、お茶目だったり、そう見せることで、結果的にかわいく見えてくる…であって、マジのマジに、リアルに、そのものずばり、その推理する人が“かわいい”ことは、なかったと思うんです。少なくとも、刑事や探偵においては…。

だけどだけど、この、『嘘解きレトリック』の、左右馬（鈴鹿央士）を見てごらんなさい？（誰だよ！）あの、左右馬のかわいさたるや、なんですか？なんなんですか？？あの、あれは（あれ言うな！）、あの存在は、一体、なんなんでしょうか？（知らんがな）

左右馬がときおり、狙いすましたかのように、あざとく“ニャー！”って、猫真似をするけれど、あの“ニャー”があまりにキュート過ぎて、いや、あの左右馬があまりに“かわいい”が過ぎて、“かわいい”があまりにも“かわいい”もんだから、“あざとい”はとうに超えてて、“かわいい”を通り過ぎちゃって、もう人間が持つ“かわいい”の概念を飛び越えちゃって、もうこっちには理解できないほどの、異次元の“かわいい”になっちゃって、だからこそこっちが理解できる範疇（はんちゅう）の小動物レベルの“かわいい”に変換しちゃって（論理は不明）、もう、あんたの“ニャー！”は猫じゃねーよ！！ハムスターとかそのレベルだよ！！って、ツッコんじゃうレベルの“かわいい”になっちゃってる（意味は不明）。あの、あの、“かわいい”現象は、一体何なんでしょうか？（マジで知らんがな）

…おっと、ついつい、“ニャー！”について妙に詳細に言及しすぎたせいで迷子になってしまいましたが、とどのつまり、言いたかったのは、そういうことじゃあないのです。そう、そうです！！普通、刑事や探偵に、“かわいい”は相反するもの、なんです！！！

だけどだけど、なぜでしょう？この左右馬という探偵は、“かわいい”でありながらずば抜けた推理力を持ってることに不思議はなくて、“かわいい”でありながら簡単にはつかみきれないミステリアスさも持ち合わせていて、こういった刑事・探偵モノの主人公にありがちな“変人”に当てはまる存在でもありながら、とはいえ、すべてが、何もかもが、結局のところ、“かわいい”に集約されてしまう！！！

左右馬が“かわいい”！！！だからこそ、頭脳明晰で、ミステリアスで、変人な主人公＝ありきたり、だったはずなのに、こんなにも新しいと思えてしまう！！！この“かわいい”現象、一体全体、何なんでしょうか？？？（いいかげんにしろ！）

うん、で、もっかい“ニャー！”に戻るけど（戻んのかい！）あんな“ニャー！”、並みの俳優がやったら、ただの“嫌味”でしかないよ？マジのマジで、本気の、“ニャー！”とか言ってんじゃねーよ！だよ？？だけど、左右馬ときたら、“ニャー！”じゃねーよ！あんたは、猫よりも小動物だよ！！っていう、ツッコミになっちゃうんだよ？そんな、“かわいい”なんだよ？？ほんとに、どういうことなの！？（意味わからん）