<試写室>『嘘解きレトリック』第1話
こんな、“贅沢(ぜいたく)”なドラマを、毎週、見せてもらって、よろしいんでしょうか。
いやー、もう、ホントに、何もかもが、贅沢!!贅沢が過ぎて、贅沢なもんばっかりがテーブルに並び過ぎて、ホントに、マジで、お腹がいっぱい!!大・大・大満足!!もう食えない!!…んだけど、来週も、また次の週も、3ヵ月ずっと、こんな“贅沢”が待ち受けているのかと思うと、ホントに、もう、楽しみがとまらない!!
はい。っというわけで、とにかく、何から語ればいいのか?あまりの贅沢ぶりに、僕の血糖値も上がり過ぎて、今にもぶっ倒れちゃいそうなので(?)、一旦落ち着いて、ひとまずこのドラマ、『嘘解きレトリック』のあらすじを、簡単に紹介してみることにします。
鋭い観察力を持ちながらも、依頼がまったく来ないもんでその日暮らしすらできていない超貧乏な探偵・祝左右馬(いわい・そうま/鈴鹿央士)と、“人のウソを聞き分けられる”という不思議な能力を持っていることで、周囲から“バケモノ”扱いされてきた孤独な女性・浦部鹿乃子(うらべ・かのこ/松本穂香)が、タッグを組んで難事件を解決していく、昭和初期を舞台にしたレトロ・ミステリー!!
…なんだけど、うん、まず、このあらすじを、テレビドラマの実写化として、こういうドラマなんだろうな…って想像したときに、どうしても感じちゃうのが…安易さ…ですよね?ね??(誰も言ってない)
だって、大きな枠組みは定番のバディ推理モノだし、そこにちょっとした“特殊能力”を加味することで新鮮さを出しつつ、とはいえそれだけだと、どっかで見たことある感は否めないから、“ガワ”のほうを(ガワ言うな!)昭和初期とかにしちゃって、絵面だけでも、視聴者のみなさんに、新鮮味を感じてもらおうかしら?みたいな?そういう?魂胆?そういう、透けて見える、安易さ、あるじゃないですか?(だから誰も言ってない)
なんなら、この枠、月9ですからね?昭和初期が舞台なんて、月9予算で(月9予算とは!?)、ぺっぺっぺーっと、カジュアルに、だけど、リッチに、あっという間に、このくらいの世界観なんて、すぐに、作りこめますのよ?みたいな、そういう安易さ、感じられるじゃないですか(とてつもない偏見)?
だし、前作『海のはじまり』がとてつもない“リアリティ”の中で展開された人間ドラマだったもんで、次は、ファンタジックな感じの、少し毛色を変えてみました…みたいな、そういう?そういう!?戦略っての!?が、見え隠れする?じゃないですか??
総じて、なんだか、結局、とどのつまり、そんな見え透いた、安易さ、があるじゃないですか?ねぇ?(悪意ありすぎだろ!)ねぇ、そんな、安易さ、感じるじゃ、ないですか?ねぇ?(ほんとに誰も言ってない!申し訳ございません)
うん、だけど、そう!そうなの!!そんな、安易さ、皆無なの!!(当然)
とにかく、昭和初期を舞台にしたリッチな映像の世界観が作りこまれている!!って部分は、ホントのホントで、それ以外は、全部、ウソ!!(『噓解きレトリック』なだけにね)いや、月9予算、もホント、なのでしょう(だから月9予算とは!?)。だって、マジで、このご時世、あんな昭和初期の世界観、簡単には、作れないぜ?ねぇ?これぞ月9!!俺たちの、月9!!よッ!月9予算!!(月9予算言いたいだけ)