透き通るような青い海と空から、「天国に一番近い島」と呼ばれる、南太平洋にあるフランス領・ニューカレドニア。
日本人にも人気の観光地ですが、2024年5月13日に起こった大規模な暴動で、島の様子が“一変”してしまいました。
治安当局によると、店舗や学校が略奪や放火の被害に遭ったほか、刑務所でも暴動が発生したといいます。これまでに5人が死亡、約60人が負傷し、200人以上が一時身柄を拘束されました。
暴動の影響で営業していない店も多く、パンを売る店の前には長蛇の列。さらに、2時間並んで入ったスーパーの棚からは、食料品や日用品が消えていたといいます。
空港も閉鎖され、夜間外出禁止令が出されるなど、住民らの生活に大きな影響が出ており、この事態にフランス政府は「非常事態宣言」を発令、軍の出動を決定しました。
ニューカレドニアで土産店を営む高橋リサさんは、現在の島の様子をこう話します。
現地で土産物店「AQUA」を営む 高橋リサさん:
きのう朝起きたら、家の中にまで火事のにおいが入ってきていたりとかして。警官隊が催涙弾を撃つ「パンパン」っていう音は夜の間に2~3回聞こえました。32年住んでいるんですけど、ここまでひどい状態っていうのは初めてです。
現状、多くの日本人が生活や観光をするエリアは、直接的な被害はないといいますが…。
現地で土産物店「AQUA」を営む 高橋リサさん:
コロナ前の状態に戻ってないなく、これからやっとちょっとずつ増えるかなと思った矢先にこの大惨事が起こってしまったので…。早く沈静化して、また観光客の方にいらしていただきたいと思っています。
新婚旅行客にも影響が…
「めざまし8」が取材したのは、新婚旅行でニューカレドニアを訪れているという20代の夫婦。暴動の影響で、予定の変更や足止めを余儀なくされているといいます。
新婚旅行で訪れた夫婦:
空港が閉鎖されているので、たぶん延泊が確定かなというところですね。
ウベア島っていう場所に、本来であればきのう行く予定だったんですけど。結局キャンセルっていうので行かなかった。ちょっと残念な気持ちではあります。
楽しい新婚旅行が一変…さらに、心配はそれだけではありません。
新婚旅行で訪れた夫婦:
そんなに延泊するとか、かなり私たちもお金があるわけじゃないので、ホテル代がちょっとかなり大変…払えるかなって。
(『めざまし8』 2024年5月17日放送より)
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