2024年、東京・渋谷や下北沢で、壁や看板などに落書きされる被害が相次いでいます。中でも「エビチリ」という謎の落書きが急増。街の景観を汚す行為に、住民は憤りを感じています。『めざましテレビ』の「ココ調」取材班は、午前4時に落書きの瞬間を直撃。なぜ落書きをするのか聞くと、男は身勝手すぎる理由を口にしました。
渋谷や下北沢に謎の「エビチリ」 迷惑落書き被害が急増
街にあふれる迷惑な落書き。
落書き被害が多発している下北沢で特に増えているのは、壁や駐車場、店のシャッターに書かれた「エビチリ」という謎のワードです。
勝野健アナウンサー:
近くで見てみると両手を広げたよりも大きなサイズで書かれています。
「エビチリ」の落書きは、丸い字体で書かれているものや、縦に細い字で書かれているもの、シールタイプのものなど、デザインは多岐にわたっています。
さらに、渋谷区にある通りをココ調がしらべたところ、「エビチリ」の落書きが約150mの間に6カ所。
渋谷駅周辺では29個も「エビチリ」の落書きが見つかりました。
「エビチリ」という謎のワード、いったい何なのでしょうか?落書き問題を研究している専門家に聞きました。
東京都市大学 小林茂雄 教授:
2023年ごろから爆発的に増えていっている。東京だけじゃなくて地方都市でも増えていってる。元々は1人の犯行で数ヵ所に書いたんだと思いますけども、今増えているのは模倣犯ですね。それを真似た数十人あるいは数百人が書いているんじゃないかと思います。
小林教授によると、「エビチリ」落書きはワードの珍しさもあってSNSで拡散。
それが今、名古屋や、沖縄県の石垣島にまで広がっているんです。