中沢元紀さんが大きな波にのっている“いま”を語りました。

中沢さんは、高校生のころに現在の所属事務所の先輩でもある小栗旬さんに憧れ、芸能界を志し、2022年に俳優デビュー。同年の水10ドラマ『ナンバMG5』(フジテレビ)や、映画『沈黙の艦隊』に出演しました。

2023年には日曜劇場『下剋上球児』(TBS)でエースピッチャーを演じて注目を集め、2025年前期の連続テレビ小説『あんぱん』(NHK)で、漫画家・やなせたかしさんをモデルにした役柄の弟役を演じ、一躍、人気俳優となり、7~9月には『最後の鑑定人』(フジテレビ)で刑事役に初挑戦しました。

めざましmediaでは、『めざましテレビ』(フジテレビ)のエンタメプレゼンターとして2回目の出演を終えた中沢さんにインタビュー。最新作の見どころや撮影の印象的なエピソード、そして、大活躍となった2025年の思い出を聞きました。

中沢元紀『最後の鑑定人』で藤木直人や迫田孝也から大きな影響を

――朝ドラ『あんぱん』で演じた柳井千尋役で注目をあびましたが、作品から受けた影響やその後の反響について聞かせてください。

朝ドラという常に注目される枠の作品で、しかも、配信では歴代最多の視聴回数を記録した物語で柳井千尋という大きな役をいただけたことに感謝しかありません。どこの現場へ行っても「見たよ」と言ってくださる方が多く、影響力の大きさを実感しました。

お芝居においては、やはり幅広い年齢層の方がご覧になる作品ということもあって、わかりやすさを重視した表現や撮られ方など、たくさんのことを学ばせていただきました。

――主人公を演じた今田美桜さんが年末の『第76回 NHK紅白歌合戦』の紅組司会に決定したことで、“あんぱんファミリー”の再集結に期待が集まっています。

そうですね!大晦日に再び集まれることを僕も期待して、楽しみに待ちたいと思います。

――この夏はドラマ『最後の鑑定人』で都丸勇人刑事を演じましたが、思い出を聞かせてください。

夏のドラマで、さらに、新人刑事という役柄だったので終始スーツにネクタイで、とにかく暑かったです。刑事は演じてみたかった役柄の一つだったので新鮮でしたし、主演の藤木直人さんをはじめ、いろいろなタイプの俳優さんたちから学ばせていただきました。

藤木さんはとても視野が広く、常に客観視しながら作品のことを考えていらっしゃって、相田弁護士役の迫田孝也さんは爆発力がすさまじい方。アドリブの面白さはもちろん、そのアドリブも台本の流れにきちんと沿った内容で、学びの多い現場でした。