その頃、左右馬は、寺へ屋台を出すつくも焼き屋のじいさん(花王おさむ)の屋台引きを手伝いがてら、稲荷を掃除。すると婦人に声をかけられた。

祝探偵事務所への行き方を尋ねるその婦人が、鹿乃子の母・フミだと気づく左右馬。しかし、左右馬は自分が当の事務所の探偵とは名乗らず、フミから話を聞く。

左右馬(鈴鹿央士)はフミ(若村麻由美)を事務所に連れていく

鹿乃子には会わずに、ひと目見るだけでいいと話すフミに、左右馬は娘を大切にしているとは思えないと突きつけた。

鹿乃子の能力を知る左右馬は、フミが自分の言葉に嘘を見抜かれることに怯えていることがわかる。そして、悩む様子も鹿乃子に似ていると、左右馬は自分が探偵であることをフミに伝えて事務所に連れて行った。

なぜ鹿乃子と上手くやれるのかと聞くフミに、左右馬は「僕は嘘を暴かれるより、ホントのことを信じてもらえないほうが面倒だ」と答える。

それでも、今さら信じてもらえるかと危惧するフミに、鹿乃子は全てを聞いてくれると話した。