赤楚衛二の芝居は「その瞬間の感覚を大切にしているなと伝わってくる」

──赤楚さんとは9年ぶりの共演、錦戸亮さんとはドラマ初共演ですが、それぞれの印象はいかがですか?

赤楚さんとは『表参道高校合唱部!』(TBS)で共演しているのですが、当時の私は初めての連ドラ主演で、デビュー2、3年目だったので右も左も分からない状況で。一番覚えていることは歌練習なんです。それくらい必死過ぎてあまり記憶がなくて。

もちろん共演したことは覚えています。ただ、当時は人見知りもあってほとんどお話もしていませんでした。その後、何度か隣のスタジオで撮影していたときにご挨拶はしていましたが、きちんとお話しするのは今回が初めてという感じです。

──今回、恋人役という近い関係性での共演になりますが、撮影はいかがですか?

その瞬間の感覚を大切にされていることがすごく伝わってくるので、一緒にお芝居をしていると「いいキャッチボールができているな」と思う瞬間がたくさんあります。

撮影の合間は、お互いにサウナが好きなので、「どこに行っているんですか?」「何度くらいですか?」という会話が多いですね(笑)。あとは陽月の妹・美咲を演じている(白山)乃愛ちゃんがすごく可愛いので、3人でお話することもあります。

──赤楚さんは以前、芳根さんとの9年ぶりの共演に「緊張する」と話していました。

本当ですか!?そんなそぶり見せていませんよ(笑)。

私のほうが3つくらい年下なのですが、赤楚さんから「芳根ちゃんって年下なんだ!同い年くらいの感覚だった」と言われたことがあって。そんな風に気楽に話してくださっているならうれしいな、と。お互いに大変な役なので、支え合って最後まで走りきれたらと改めて思っています。

──錦戸さんの印象はいかがですか?

初めてお会いしたのはたぶん私が20歳くらいのときなのですが、バラエティ番組で何度かお会いしていて。このドラマの撮影初日に「実は昔お会いしていました」「ご無沙汰しております」と言ったら、「覚えてるよ!」と言ってくださったんです。それがすごくうれしかったですね。

今回、お芝居の現場でご一緒させてもらうのは初めてなので、今後の撮影も楽しみです。

──陽月は海斗と大友郁弥(錦戸)の間で揺れ動きますが、芳根さんから見た海斗と郁弥の魅力はどこにあると思いますか?

陽月にとって、海斗は心からの安心を与えてくれる人なのかなと思っています。“海斗と一緒にいる自分”を好きでいられるというか、ありのままでいられるんだろうな、と。海斗が素直だから陽月も素直でいられる。撮影をしながら“安心”をすごく感じています。

大友先生は大人ですよね。陽月にも何かに寄りかかりたくなるときがあって。そんなときにドシッと、ブレずに大友先生がそこにいてくれるから甘えてしまうというか。でも本当にこれでいいのかという葛藤もずっとあるので、それがまた苦しいんですけど。

2人から得られる安心感の種類が違います。そういう男性2人の間にいる陽月という役を演じられて、とても贅沢な立ち位置にいると感じています。