芳根京子 物語のテーマや赤楚衛二や錦戸亮との共演に惹かれ「やりたいと思った」

──本作への出演が決まった際の心境を改めて聞かせてください。

私は11年前に木曜劇場『ラスト♡シンデレラ』(2013年)でデビューしました。同じ枠にヒロインという立場で戻ってこれるとは思っていなかったですし、俳優をいつまで続けられるのかという思いもあったのでうれしかったです。

当時のプロデューサーさんやスタッフの皆さんとお会いすることもあって、勝手ながら“ただいま”という気持ちで今撮影しています。

──本作出演の決め手は何かありましたか?

“やらない”という選択肢はなかったですね。若者が権力争いに立ち向かっていくという内容も、復讐などのテーマにも、主演が赤楚さんで錦戸さんがいてという共演者にも惹かれました。

これまで大人の方とご一緒することが多かったのですが、赤楚さんという同世代の方と一緒にお芝居ができることは一つのチャレンジなので、やりたいと思いました。

あと、私が演じている陽月はすごくいろいろなものを抱えていて、これからどんどんと明らかになってくることもあるのですが、そういった役もやりがいがあるだろうなと感じました。

──初めての看護師役だと思いますが、演じてみていかがですか?

細かい作業がすごく多くて、それをやりながらセリフを成立させるということが大変ですね。慣れていれば頭を使わずにできることですが、それをその場で覚えて、不慣れだと思われないようにテキパキとやらなければいけないですから。

所作を教えていただきながら「これをやるのか…」と思うこともたくさんあります。でもそういった壁がある分、逆に燃えてもいて。しかも自分の身になっていく感覚もあるので、いろいろと難しいですが、楽しいです。

──現場の雰囲気はいかがですか?

物語が重かったり、つらいシーンが多かったりするのですが、みんな現場を明るくしようという思いが強くて。笑いの絶えない現場ですね。

しかも、誰かがムードメーカーになっているというよりは、赤楚さんや監督をはじめ皆さん明るくて、みんなで現場を盛り上げている感じがします。