美しい文字を書く道具「オブリークホルダー」と「ニブ」

島野さんが教えるカリグラフィーでは、主に「オブリークホルダー」という道具に「ニブ」と呼ばれるペン先を挿して使います。

井上:
ちょっと万年筆みたい。

島野:
オブリークホルダーは、持った状態でペン先が斜めに傾いた状態になるのが特徴的です。

井上:
確かに書いたことない角度です。

島野:
実はニブにはいろんな種類があって、今日は初心者の皆さんに使っていただくことが多い、アメリカ製の「HUNT(ハント)101」という品番を使っていきたいと思います。

そして、この道具の持ち方が、美しい文字を書くための大切なポイントなんです。

カリグラフィーの道具の持ち方 「リラックス」と「角度」が重要

  1. 普段のペンを持つときと同じ持ち方でリラックスして握り締めすぎないように持つ。
  2. ペン先が右斜め上の方を向くように持つ。
    体の真正面で書くと窮屈になって書きにくいので紙を少し傾けて書きやすい姿勢に。
  3. ペンが立ちすぎても寝すぎても書きにくくなって細いラインをきれいに表現できないので、ペンと紙が45度から50度ぐらいになるよう意識する。

島野先生 ペンの持ち方のお手本

道具の持ち方をマスターしたら、いよいよ線を書いてみます。

初めての挑戦にドキドキする井上アナの表情にも注目です!