大儀見や夢川と一緒に「恋愛のもつれを推理、考察しながら見てほしい」
――刑事ドラマでは取り調べのシーンが多く登場しますが、人の話を聞き出すのは得意なほうですか?
野村:うまく誘導して何かを聞き出そうとするのは、(メディアの)皆さんのお仕事ですよね。俺のほうから聞き出そうとすることはないかな。
塩野:僕は誰かと仲良くなるためとか、コミュニケーションをとるために頑張って話題をふることはありますよ。頑張るけど、うまく聞き出すことはあまりできていません…。

――タイトルにちなんで、それぞれの“REALな姿”について聞かせてください。
野村:塩野くんって、翌日に長ゼリフの収録が控えていると、夜、なかなか眠れないと言っていたことがあったよね?
塩野:ありました。
野村:俺はそういうときでもすぐに寝たいタイプだから、夜9時ごろにはベッドに入って、セリフが入っているのかいないのか、よくわからないテンションで現場に行くことがあるんだけど、塩野くんが「セリフが入らなかったから眠れなくて」と話しているのを聞いて、真面目だなぁと思ったよ。
塩野:僕はどちらかというと大儀見みたいにちゃんと準備したいタイプで、と言いつつ、すごくしっかりしているわけではなく、ざっくりした部分もありますが。セリフ覚えも早いほうではないので、きちんと頭に入れてから現場に入りたい派なんです。そういえば周平くんは、現場に毎日お菓子を差し入れしてくれました。
野村:フフフ(笑)。

――具体的にどんなものだったんですか?
野村:誰もが好きそうなものです。
塩野:個包装されていて食べやすく、しょっぱいものから甘いものまでいろいろと。
野村:現場にお茶場(飲み物やお菓子が置かれたスペース)がなかったんだよね(笑)。
――最後に作品の見どころを聞かせてください。
野村:この『REAL 恋愛殺人捜査班』は刑事ドラマとしての面白さがありながら、恋愛のもつれもいい感じにダークで、タイトルの通り、すごくリアル。
演じている僕たちも楽しくやらせていただいたので、視聴者の皆さんも大儀見や夢川と一緒に「犯人は誰なんだろう?」と推理、考察しながら見てほしいです。
塩野:実際の事件をもとにした物語なので、身近でも起こりそうだなとか、こんなことが本当に起きたんだ、などと考えながら見ていただければ、より楽しめるのではないでしょうか。そして、その事件に隠された真実や、ドラマチックな部分に注目して見ていただきたいです。
撮影:山越 隼
スタイリング:清水奈緒美<野村周平>、山本隆司(style³)<塩野瑛久>
ヘアメイク:矢口憲一<野村周平>、磯野亜加梨<塩野瑛久>