松田元太「皆さんの期待をいい意味で裏切る紺野にしたい」

──改めて、『ビリオン×スクール』に出演が決まった際の心境を聞かせてください。

山田(涼介)くんとお芝居で共演するということが一つの夢でもあったので、楽しいドラマの撮影期間になるだろうなと思いましたし、ワクワクと緊張感と…ハッピーでした!

──紺野直斗にはどんな印象を持っていますか?

ト書きでも、九九をバーッと自分で言いながら途中で分からなくなってしまうと書いてあって…バカだなと思いました(笑)。

でも、それがセリフとしてあると覚えられちゃいますし、その迷子になる感じのお芝居がちょっと難しいなって。僕自身、九九が覚えられないんだけど…なんか面白い感覚でした。

──やはり、ご自身と紺野のキャラクターには近いものがありますか?

紺野には松田の要素もあるかもしれないけど、でも紺野としていろいろな魅力を見せていけたらいいなと思っていて。

あとは、この前まで出演していたドラマ『東京タワー』(テレビ朝日)のときとも役柄がガラッと変わって、ギャップもあるので、見てくださっている皆さんの期待をいい意味で裏切るような紺野にしたいと思っています。

──紺野とご自身の一番の共通点は?
僕は「表情が隠しきれてないよね」とよく言われるんですけど、そこですね。楽しかったら楽しい、つまらないならつまらない、イライラしていたらそう見える、その“隠しきれない様”は出していきたいです。

──制服の着こなしや髪型など、松田さんがアイデアを出した部分があれば教えてください。

髪型は最初、『東京タワー』と同じでいく予定だったんですけど、変えたいなと思って、衣装合わせが終わったあとに監督に「染めていいですか?」と聞きました。そうしたら「いいね!」と言ってくださったので、ベースを明るくしてメッシュを入れようということになったんです。

でも、染めに行ったときにメッシュを入れ忘れちゃって。事務所のみんなが集まるライブ(『WE ARE!Let’ get the party STARTO!!』)のとき山田くんにも(菊池)風磨くんにも「それで合ってるの?」「スタッフと話し合って決めたことはちゃんとやらないと」って言われちゃったんです。

そこで「そういえば、メッシュ入れ忘れた」と気づいて、ライブの後に染めに行きました(笑)。

──山田さんはメッシュを入れると知っていたんですか?

いや、たぶんその情報はゼロだったと思います。とにかく金髪は違うんじゃないかって。確かにと思いましたね(笑)。

──その髪型は、2クール連続のドラマ出演だから変えたい思いがあっての提案だったのでしょうか?

それもありますし、僕が想像していた紺野のイメージが今の髪型だったので提案しました。

──監督とは役柄について何か話していますか?

特に話していないんですけど、「かましてくれ」とは言われています(笑)。なので、いろいろと思ったようにお芝居をさせてもらって、それに対して監督が「いいね」といってくださったり、「こういうのはどう?」と言ってくださったりして、つくっています。

いろいろなことに挑戦させてもらえていますし、監督に対しても自分から紺野として思うことをどんどん当てて、この後も成長しまくりたいです。