小島らが処置を行うなか、遥は意識を失い心停止。小島は、母体の蘇生と胎児の救命を目的とする死線帝王切開を決断する。
一方、柊木は、小島から心臓マッサージを指示されても立ちすくんだまま。小島の「柊木亜美良!」という一喝で我に返った柊木は、遥の処置に取り組む。
柊木(白石聖)は小島(松嶋菜々子)らと懸命に妊婦の救命にあたるが…
小島と高見は帝王切開を行い、高見が赤ちゃんを取り上げる。仮死状態の赤ちゃんの蘇生処置を行う高見から、柊木は赤ちゃんの心臓マッサージを任される。
柊木が心臓マッサージを続けていると、まもなく赤ちゃんの心拍が再開。
小島は母体の止血処置を行い、柊木は小島の指示に従って補助。止血は成功し、あとは心拍が戻るかどうかだった。
柊木は、長時間心臓マッサージをして疲れが見える畦地に声をかけて交代。小島と高見が遥に声をかけ、柊木が懸命に心臓マッサージを続ける。
処置が功を奏し、遥の心拍が再開。喜びをかみしめる小島、柊木、高見、畦地。
夜が明けた。進藤は柊木に対し、医者は経験を積むほど患者の気持ちを忘れてしまう可能性があると語りつつ、「柊木のような医者は患者にとって救いになる」と告げる。瑞稀にとってもきっとそうだったはずだと進藤に言われて、涙する柊木。
小島は柊木に、グリーフケアの話をする。グリーフケアとは、大切な人を亡くした遺族の悲しみに寄り添って日常を取り戻せるようにすること。
医療スタッフも患者を亡くした喪失感を抱き、後悔が残る。小島は、スタッフにもグリーフケアが必要なのだと語った。
柊木は小島に、スタッフそれぞれが患者の死に傷つきながらも、明るく振る舞って次の患者のために前を向いていることがわかったと言う。
一方、進藤は、鳥羽野から呼び出された。鳥羽野は進藤に、カンボジアの水害事故を報道したネット記事を突きつける。
進藤はカンボジアにいたころ、休日にボランティアで農村での診療を行っていた。記事には、村が大洪水に襲われて多数のケガ人が発生した当日、進藤のせいで何人もの患者が命を落としたと書かれていた。
進藤は、その記事の内容が事実だと認める。「そんな医師がいると知られたら、うちの救命が終わる」と言う鳥羽野。
進藤は鳥羽野から「その前に、この病院から出て行ってください」と迫られ――。

