数日後、澄晴のもとに警察署から連絡が入った。父・眞澄(佐々木蔵之介)が職場で暴れ、器物破損で逮捕されたのだ。眞澄は反省する様子もないが、澄晴は示談で済ませるために上司の新谷寛也(淵上泰史)に前借りの相談に行く。
話を聞いた新谷は、2週間以内に300万円の売り上げを立てれば、示談に必要な100万円を払うと約束。失敗したらクビという条件も飲んだ澄晴を龍太は心配するが、澄晴は父のためにやり遂げる決意を固めていた。
一方、優子が恋人と出会ったマッチングアプリに登録した葵は、優子を騙した「スズキ」にアプローチ。マッチングアプリの通知を受けた「スズキ」こと澄晴は、「アカイ」こと葵とのマッチングを成立させる。
優子のお金を取り戻すために詐欺の証拠を手に入れようと目論む葵と、示談金を手に入れるために「アカイ」に300万円で絵を売りつけるつもりの澄晴。2人は、それぞれの思惑を胸に初めてのデートに向かった。
騙すつもりで会ったはずの葵(内田有紀)の横顔に澄晴(寺西拓人)は思わず見惚れてしまい…
歯の浮くようなセリフを並べ立てた澄晴は、年上女子を落とす定番ルートである東京タワーの展望フロアへ。葵は苦い思いで目の前に広がる夜景を見つめるが、澄晴は物憂げな表情に思わず惹き込まれてしまい…。
瞬時に自分の目的を思い出し、東京タワーのキーホルダーを葵にプレゼントして口説き落としにかかる澄晴。しかし、「一生懸命頑張っている大人の女性が好き」という澄晴の軽薄な言葉に怒りを覚えた葵は、思わず「あんたも必死に生きてみなさいよ」と言い放ちその場を立ち去った。
目的を忘れて感情的になってしまったと反省する葵を、明るく慰める優子。澄晴もいつもの手口が通じなかったことにショックを受けるが、駅で拾ったアトマイザーを見てあることを思い出し、改めて葵を呼び出すことに。
澄晴が葵を呼び出した日。澄晴に会うために会社近辺まで来た眞澄は、澄晴を見かけてあとを追おうとする。そうとは知らない澄晴は、待ち合わせ場所に現れた葵に誕生日祝いのピオニーの花束を差し出した。
アトマイザーを落としたのが葵だと気づいた澄晴は、刻印から7月7日が葵の誕生日だと推理し、駅で葵が見つめていた絵に描かれていたピオニーの花が好きだろうと見当を付けたのだ。
ピオニーそのものより、あの絵が好きなのだと打ち明ける葵。そこに眞澄がやってきて、勝手に示談を進めていたことに対する不満をぶちまけた。花束を踏みつけ、澄晴を自分の意のままに操ろうとする眞澄の言動に驚いた葵は、彼を止めようとする。
すると澄晴が突然葵の手を取り、その場から走り出した。
澄晴の心の傷に寄り添う葵と、踏みつけられずに残った1輪のピオニーを差し出す澄晴。思いがけない形でお互いの本名を知ることになった2人は、しばし見つめ合う。
そしてピオニーを受け取った瞬間、葵の鼻腔に甘い香りが広がった。その香りと共に、葵の脳裏には13年前に高校生からピオニーを受け取った記憶がよみがえり…。

