ラーメン一筋だったカリスマ店主が地方で再出発した理由
今回は、関西の行列グルメの裏側をのぞき見する「新店&カリスマ大集合 ウラマヨ!行列レストラン」を放送。
兵庫県南西部に位置する加西市。人口約4万人の自然豊かでのどかな町ですが、この町で、オープンから1年ですでに大盛況となっているのが「Ramen Dream桐麺」。
一番人気は、加西ハッピーラーメン(750円/税込)です。
スープは鶏がらベースの魚介しょうゆ味、麺は自家製ストレート細麺を使用し、シンプルであっさりながらも旨みのバランスが整った究極の一杯。地元・播州地方の食材を取り入れて開発したといいます。
営業は、月・水・金の3曜日のみで、1日50組限定。行列に並ぶのではなく名前を書いて順番をとる記名制になっていて、早い人は前日から名前を書きに来るのだとか…。
そうして、最大1日待ちにもなることから“幻のラーメン”と呼ばれ、人気となっています。
店主の桐谷尚幸さんは、実は大阪の行列店「桐麺」の創業者で、美しいビジュアルが話題となった人気メニュー「桐玉」を生み出したラーメン界のカリスマ。
7年で関西に3店舗まで広げていましたが、2023年に突然2店舗を畳んだうえ、残る大阪・十三の店は知り合いに渡し、わざわざ田舎町の加西に移住して再出発していたのです。
スタジオに登場した桐谷さんは、その理由について、“成功した経営者”という立ち位置で感じた虚しさを挙げ、「1店舗出して忙しくなって、2店舗目、3店舗目と増やしていったんですけど、弟子がみんなできるようになって、結局どの店にも僕の居場所がなくなっちゃったんです。こんなにウチを愛してくれるお客さんがいるのに、俺は仕事もしないで何してるんやろう…と。それで全部自分で作ったラーメンをお客さんに出したいと考えて、嫁さんに『移住しよう』って(笑)」と、当時の胸の内を明かします。
また、小杉さんが「記名ボードを出す方式で50組限定にしたのは、何か思いがあってなんですか?」と尋ねると、桐谷さんは「そうですね。地元密着じゃないですけど、やっぱり近所の人に食べに来てほしいというのがあるので、家からパッと食べに来てもらえるようにしました」と返答。
「ただ、記名がいっぱいになって、東京から来た人が『埋まってて食べられへんやないか』ってなったことがあって、“ファストパス”を作ったんですよ。枠が埋まってても、2000円のパスを買えば、並ばずにすぐ食べられるという(笑)」と、商売上手な一面も見せ、小杉さんから「そのうちパレード始まるんちゃう!?」とツッコまれます。
変則的な週3日の営業に関しては「10年間、家族との時間が全然なくて。子ども7人、ほったらかしだったんです。でも、一番下が7歳になったんですけど、彼だけはしっかり成長を見られるようになって。今はそういう家族との時間を一番にして、ラーメンは、子どもが学校に行ってる間とか、真剣にできるときにやることにしました。お金も好きですけど…自分軸で生きてます(笑)」と、確固たる信念を披露。
加西市でのリスタートを経て、理想のワークライフバランスに近づくことができたと笑顔を見せます。
番組ではほかにも、世界大会3位のパン職人がつくるクロワッサンやカレーパンが人気の神戸市のパン屋さん「Mariage de Farine」や、大阪・吹田市にあり、おそば屋さんなのに一番人気が親子丼だという「鴨と醸し 鼓道」が登場。
さらに、大阪・福島の「中国菜 オイル」など、行列店で従業員に提供されているめちゃくちゃおいしそうな“まかない”なども紹介します。
『ウラマヨ!』(関西ローカル)は、1月18日(土)13時より、カンテレで放送されます。