<役どころ紹介>

若村さんが演じるのは、浦部鹿乃子の母・浦部フミ(うらべ・ふみ)。

「人のウソが聞き分けられる」能力のせいで、故郷の村人たちから気味悪がられていた鹿乃子は、村人たちからさまざまな嫌がらせを受けていました。

そんな鹿乃子を庇(かば)い続けていた母・フミでしたが、鹿乃子は村を出ることを決意。「落ち着き先が決まったら手紙を書きます」と鹿乃子に言われたフミは、鹿乃子からの手紙を待ち続けています。

若村の月9ドラマ出演は、『シャーロック』(2019年)以来、5年ぶりのこと。松本穂香さんとは、映画『みをつくし料理帖』(2020年)で、松本さん演じる澪の育ての親・芳(ご寮さん)役で初共演。

人情時代劇となるこの作品で、撮影期間中、若村さんは松本さんに着物での所作などをレクチャーし、共演者の中でも長い時間をともにした間柄に。今回は、実の親子役として共演することになり、すでに確立された2人による切なくて儚(はかな)い親子のシーンが展開されます。

若村麻由美

村川さんが演じるのは、カフェー「ローズ」の、謎多き美人女給・久我山小百合(くがやま・さゆり)。

当時のカフェーの女給は、ホステスのような役割で、小百合は美しく派手な見た目で「リリー」という名前で女給をしており、男性客を虜にしています。

若い女給たちを束ねているリリーは、男性客の前で上手なウソで接客。“ウソ”に敏感な鹿乃子は、リリーの振る舞いや話し方だけでも彼女がさまざまな経験をしてきたことを見抜きます。常に素を見せない謎多き女給という役どころ。

村川さんのフジテレビドラマの出演は『うちの弁護士は手がかかる』(2023年)以来となり、月9ドラマ出演は今作が初となります。

「ウソ」がテーマとなる今作で、「ウソ」を武器にしてきたミステリアスな美人女給を村川がどのように演じるのでしょうか。

村川絵梨

人のいるところには“ウソ”がある――。何がウソで何が真実か、貧乏だが卓越した推理力を持つ左右馬と、人のウソがわかる能力を持ちながらも、その能力に翻弄(ほんろう)されてきた鹿乃子が、ともに数々の難事件に立ち向かう、令和に描かれるレトロモダン路地裏探偵活劇。

左から)若村麻由美、村川絵梨

『嘘解きレトリック』は、10月7日(月)スタート!毎週月曜21時より、フジテレビで放送されます(初回15分拡大)。