スパーリング中の事故という説明に納得できずにいた上畑夫妻は、大学側の安全義務違反を問えるかどうか相談に来たのだ。

実は、急に大学側から求められて「練習中に事故が起きても大学や相手選手を訴えない」という誓約書にサインしていた健。それを聞いた今日子は、自筆のサインが入った誓約書をひっくり返すのは難しいと考える。

だが杏は、「逃げ腰になるのは二流のやり方」と言って、今日子を差し置いて大学側の過失を争おうと提案してしまう。

杏から事情を聞いた蔵前は、杏がなぜ今日子のパラリーガルを引き受けたのか不思議に思っていた。見舞いに来た弁護士の辻井玲子(村川絵梨)や山崎慶太(松尾諭)ら事務所の面々に尋ねると、2人の間には何らかの密約があったらしい。

杏(平手友梨奈)と今日子(戸田恵子)はボクシング部の関係者に話を聞く

杏と今日子は、中央体育大学を訪れ、ボクシング部コーチ・田中雄二(浜野謙太)やトレーナー・篠原希(東野絢香)から話を聞く。

田中は、今回の件は間違いなく事故だと断言。誓約書の件は、他校でマスボクシング中に選手が大ケガをした事故を受け、学内で協議の上、誓約書を準備することになったと証言した。他の部員たちも、レベルが拮抗した選手同士ならこういうことも起こりえる、と口をそろえる。

杏たちが篠原からも話を聞こうとすると、そこに大学の理事長・斎藤秀一郎(飯田基祐)を乗せた車がやってくる。挨拶する今日子に斎藤は、相羽と一緒に上畑の見舞いに行っていた、と話した。

杏は、試合や練習の様子を記録しているという篠原に、スパーリング時の動画を探してもらっていた。

そんな矢先、香澄法律事務所に、杏の姉・天野さくら(江口のりこ)が所長を務める「天野法律事務所」の弁護士・大神楓(菅野莉央)がやってくる。誓約書の作成を請け負ったという大神は、部員たちの証言をまとめた資料や、コーチ、トレーナーが朝から晩まで現場を監督していた記録などを見せ、訴えを取り下げてほしいと頼む。

続けて楓は、解決金として100万円を支払う用意があると杏たちに告げた。杏がそれを拒否すると、楓は「お探しのスパーリングの動画ですけど、たまたま記録していなかったようです」と言い残して帰っていく。

楓の提案を受け、今日子は、上畑の両親に解決金を受け取るよう勧める。「パラリーガルは黙っていろ」と言われて憤慨していた杏は、蔵前に電話し、不満をぶつけた。

すると蔵前は、自分の奥義だと言って、直接頼むのではなく遠回しに自分の思っている方向に誘導すればいい、と伝える。今日子が自分で思いついたように、ヒントを出してやればいい、というのだ。