師匠・深見千三郎の言葉に共感「一生懸命な人が好き」

――漫才や歌、タップダンスに挑む心境を聞かせてください。

芸人さんの役は過去に演じたことがあるものの、こんなにも舞台上で歌って踊るのは初めて。でも、経験のないことに挑戦するのは好きですし、何かしら新しいものを吸収できるチャンスでもあるので、今回はどんなスキルを身につけられるのか楽しみです。

――歌やダンスは得意、不得意でいうとどちらですか?

きちんと勉強したことがないので自信はありませんが、ミュージカルを観ることは好きで、チャンスがあれば、いつかやってみたいと思っていました。

今回、このような巡り合わせがあり、音楽監督の益田トッシュさん、歌唱指導の益田トッポさんに長い時間をかけて稽古していただいて、そして、タップはその世界の巨匠であるRON×Ⅱさんにご指導いただいています。

RON×Ⅱさんは映画「座頭市」の最後のシーンで、最前列で踊っている方なのですが、そんな方にマンツーマンで教えていただけるのは本当にありがたいこと。最高に心強い皆さんがいてくださるので、自分がどこまでやれるのかその挑戦を楽しむだけです。

――林さんご自身、笑いのセンスはあるほうだと思いますか?

考えたこともありませんが(笑)、コメディ作品を演じるときのこだわりみたいなものはあります。自分の考えとしてはお笑いに限らず、新鮮味をもって一生懸命やっている中から生まれるものが好きで。

原作の中で深見さんが「世の中にはいろんな人間がいて、人それぞれに面白い部分がある。人間を一生懸命演じていれば、勝手に笑いが生まれる」といったことをおっしゃっていたのですが、僕も同じような考えをもっているので、深見さんの言葉にはすごく共感しました。