2024年9月19日、気温が35℃を超え今年61日目の猛暑日を観測し、年間最多の日本記録をまた更新した福岡・太宰府市。

東京も、18日に82年ぶりに観測史上最も遅い猛暑日を記録するなど、全国的に厳しい残暑が続いています。

21日から始まる3連休も秋雨前線の影響で大雨の恐れがある中、異常な暑さはいつ収束するのでしょうか?天達武史気象防災キャスターに詳しく聞きました。

――東北地方以外は3連休はずっと猛暑日?
天達気象防災キャスター:
特に21日土曜日は猛暑日がまだ続きそうです。22日日曜日は少しずつ気温が下がってくるのですが、まだ平年より高い可能性が出ています。

西日本は22日が雨のピークとなりそうです。東日本・北日本は東北地方に秋雨前線が停滞して22日まで雨が強まる予想、関東や東海も22日は強い雨が降り、23日月曜日頃から気温が少し下がってくる予想になりそうです。

――全国的に雨に特に注意が必要?

そうですね、特に日本海側。太平洋側も22日を中心に雨脚が強まりそうです。

なぜ雨が強まるかというと…、沖縄を襲った台風14号が東に曲がり日本列島にやってきそうなんです。

停滞している秋雨前線に台風から非常に湿った空気が入ることで、前線の活動を活発化させ、21日から22日にかけて大雨に注意が必要となります。

特に、21日土曜日の朝、活発な雨雲は海の上、日本海が中心になりますが、石川県の北側にある雨雲が、21日の午前中から昼頃にかけて東北に流れ込んできそうなんです。山形から秋田にかけて、この辺りに注意が必要です。

22日日曜日になると、秋雨前線がぐっと南下してきて今度は西日本でも強い雨が降ります。いったん雨が弱まった東北や北陸も、もう一度昼過ぎにはまた雨雲が新潟から山形辺りにかかりますので、大雨が断続的に続く可能性があります。地盤が緩む可能性があるので、自治体の出す避難指示や川の氾濫情報などにも気をつけていただきたいです。

関東はどちらかというと、ゲリラ豪雨タイプの短時間にざっと降る雨なので、晴れたり雨が降ったり非常に不安定な天気です。

秋本番はいつから?

――猛暑日が続いていますが、今年は秋がないのでしょうか?

天達気象防災キャスター:

秋がね、かなり後ろに…、でも、秋はね、あります! 秋が今どこまで来ているか。ちょうど秋の空気は北海道までは先週ぐらいから流れ込んできているんですが、これが九州辺りまで来るかどうかなんです。

「秋が3連休にはやってくるよ」と予想してたんですけど、3連休に向けてちょっと動かしてみますと…。

きょう(金曜日)はまだ夏ですね。21日(土曜日)くらいには秋の空気が来るかなと思ったんですが、なんとか東北の北部ぐらいまではきていますね。

22日(日曜日)、まだこの暑い空気が粘っていますね。

その後、23日(月曜日)。やっと秋の空気が流れ込んでくることになりそうです。月曜日になりますと、少し気温が下がってきます。ただ太宰府や九州はまだ夏の空気が残ってしまうかなと。

倉田大誠アナウンサー:

秋の始まりは、天達さんによると、「21日からの3連休でスタート」はしますが、「秋の本番は10月の後半」になってしまうと。

MC谷原章介:
10月後半って晩秋だよね?ここから始まる?本番が。

天達気象防災キャスター:
そうですね、ようやくこの辺りで夏日も解消してくると。日中、20℃台前半になってくるかなと思います。

倉田大誠アナウンサー:
まだまだ暑さ続きます、ただ朝晩で少しずつ気温が下がってきていますので、エアコン、空調などもあると思いますので、皆さん引き続き体調管理には気をつけていただきたいと思います。


(『めざまし8』 2024年9月20日放送より)