──湖音波はどのような人物と捉えて演じていますか?

湖音波は明るく、その場にいるだけで空気をガラッと変えられるキャラクターです。あとは、自分自身と似ているところも多いので、演じやすさも感じていますね。

──湖音波と似ているのはどのようなところでしょうか?

ビールを飲みながらガハガハと笑ってるところです(笑)。台本を読んだときに「(脚本を担当する根本)ノンジさん、私のことを言ってるのかな」と。ほかにも、真剣に考えているけど、ある程度のことは気にしないように努める気楽さは似ていると思います。

病院は経営をしているので、病床の稼働率など気にしなければいけないことがいろいろあるのですが、湖音波からするとそんなことは関係ないんです。患者さんが第一で、しかも、病気を治すだけではなく、その先の未来も担う思いも持っていて。命を懸けてこの仕事と向き合っているところが湖音波のカッコよさ。その、気にせずぶつかっていく感じは自分と似ていると思っています。

橋本環奈が思う医療ドラマの面白さ「ヒーローのようなカッコよさを感じて惹かれるのかな」

──劇中に岐阜弁も出てきますね。

感情が高ぶったときに岐阜弁が出てくるのですが、感情を乗せながら正しい方言を話さなければいけないので、難しいですね。私は福岡出身ですが、博多弁ともイントネーションが違いますから。グッと力が入ると、博多弁のニュアンスが混じった岐阜弁になってしまうこともあります。

あとは、「たぁけ」というセリフがたくさん出てくるのですが、ロートーンで練習していて、いざ本番で声を張ると違和感があって。自分に馴染んでいない言葉は、イントネーションが合っていても違和感が出ると思うので、岐阜弁に関しては何度も言うしかないなと思っています。

苦労はしていますが、方言指導の尾関(伸次)先生が親身になってくださっていますし、気になることは細かく質問をしながらお芝居ができるので、助かっています。

──医療ドラマの面白さや醍醐味はどのような部分に感じていますか?

医療ドラマって面白いですよね。病院に行ったことのない方ってほとんどいないじゃないですか。それだけ身近だけど、オペは一般の方にはできないですから、医師にヒーローのようなカッコよさを感じて惹かれるのかな、と。

今回私は脳神経外科医を演じますが、脳の構造って、今でも解明されていない部分がたくさんあると言われています。先生方は患者さんを救いながら日々勉強をし、意見交換をされています。作品を通して医療の未来に希望を感じることができるので、それが医療ドラマの面白さの一つなのかなと思いました。

──撮影現場の雰囲気はいかがですか?

現場の雰囲気は、すごくいいですね。明るい人が多いのか、基本的にずっとしゃべっています。向井理さんが好きな相撲の話をしたり、「撮影が終わったら北海道に行きたい」という話から音尾(琢真)さんにおすすめのジンギスカン屋さんを聞いたり。

本番直前までしゃべっているのに、向井さんが「クロピドグレル300ミリ」とかカタカナをスラスラと言えているのが、本当にすごい。頭が良くて、カッコよくて、何でもサラッとやってのけるから、みんなで「向井さんの欠点を探そう」という話もしました(笑)。撮影の序盤から、何でも話せる関係性が築けているので楽しいですね。