話題作に続々出演し、2026年に公開を控える『教場』ではメイン生徒の1人を演じている大原さん。
幅広い世代の俳優が集まる現場の雰囲気や、「緊張した」と語る主演・木村拓哉さんと対峙したシーン、さらに、木村さんから生徒たちへサプライズがあったことも明かしてくれました。
“覚悟”を決めて臨んだ撮影現場は「心身ともにハードだった」
『教場 Reunion』『教場 Requiem』で風間教官と対峙することになる第205期生徒キャストには、綱啓永さん、齊藤京子さん、猪狩蒼弥さん(KEY TO LIT)、佐藤勝利さん(timelesz)、中村蒼さんなど、豪華俳優陣の出演も話題となっています。
そんな生徒同士が手を取り合い、励まし合いながら撮影に臨んだという今回の撮影。
幅広い世代の俳優が集まる現場の雰囲気を伺いました。
――同じ生徒役の中でも幅広い世代の俳優が多く出演されていますが、チームワークを築いていくために、生徒同士で何か話し合ったことはありましたか?
本当にみんなで話し合いながら作っていったという感じですね。
撮影に入る2ヶ月前から“訓練期間”というものがあったので、そこからずっと模索しながらやっていました。
――どのようなところを意識して撮影に臨まれたのでしょうか?
とにかくみんなでそろえなければいけなくて。誰か1人でもズレてしまったら、それはNGテイクになってしまうので。
現場で調整するのではなく、現場に入る前に空き時間を見つけては、行進や敬礼などの所作を、みんなで号令をかけて練習していました。
――冷酷無比な鬼教官が主人公の作品ということもあり、独特の空気感が漂う現場だったかと思います。実際に撮影に臨んでみて、いかがでしたか?
今の自分にできる限りのことを全うしようという思いで、覚悟を決めて現場に入ったつもりではあったのですが、やっぱり体力的にも精神的にも、心身ともにハードな現場だったので、学びの多い時間でしたね。
訓練期間も合わせて、約半年間この作品に捧げていたので、常に緊張感とは戦っていました。
主演・木村拓哉と対峙するシーンは「私自身も緊張していました」
――撮影に入る2ヶ月前から、生徒同士の練習の場である“訓練期間”があったとのことですが、どういった空気感で行われていたのでしょうか?
訓練期間中、木村さんがサプライズで、風間教官の姿で来てくださったんです。
そのまま木村さんに訓練内容を見ていただいて、その場でご指導もいただけたのが、とてもありがたかったです。
サプライズで教官として生徒たちの前に立ち、撮影前から作品の空気感を作って、現場の士気を上げてくれたという木村さん。
――本格的に撮影に入ってからの木村さんの姿はいかがでしたか?
木村さんの足音や息遣いで現場の空気が変わるので、作品を背負いながら、いつも真ん中に立たれている木村さんの姿を見て、たくさん学ばせていただくことがありました。
シーンによって、現場のために、木村さん自身も姿勢を変えてくださっていたのが、ありがたかったなと思います。
あと、夏の時期に外での撮影が多かったので、そういった日にアイスやかき氷の差し入れをしてくださって、その優しさにも救われていました。
――大原さんは木村さんと1対1で対峙するシーンがあったとのことですが、木村さんと間近でお芝居をしてみていかがでしたか?
劇中で、生徒が風間教官に呼び出されるシーンは、見ていてとても緊張感があると思いますが、それと同じくらい、私自身“大原優乃”としても緊張していましたね。
あと、木村さんは、役において所作であったり、動きの表現を繊細に作っていらっしゃるので、その“見せ方”みたいなところがとても美しくて、勉強になりました。
撮影:河井彩美
