はなわさんが出会いから35年で「人生のほとんどを一緒にいる」という妻について語りました。
芸人、ミュージシャンとして活躍するはなわさんは、今年で活動30周年。また、妻・智子さんと結婚25周年を迎え、その節目の年に、『パートナー・オブ・ザ・イヤー』も受賞しました。
さらに「柔道3兄弟」として知られる息子たちも成長を遂げ、一昨年に結婚した長男・元輝さんには子どもが誕生。にぎやかさを増す家族の様子を紹介するYouTubeチャンネルは登録者50万人を超える人気ぶりです。
こうした記念の年に、2冊目となる著書『柔道3兄弟と天然ママと僕~はなわの楽しい子育て~』(徳間書店)を出版。
話題が絶えないはなわさんに、智子さんとの関係性や夫婦円満の秘訣を聞きました。
はなわ 3人の息子を育て上げた妻に「感謝しても感謝しきれない」
――『柔道3兄弟と天然ママと僕~はなわの楽しい子育て~』の執筆にあたり、25年の結婚生活を振り返っていかがでしたか?
25年、30年なんて一瞬のように思っていましたけど、本を書くことになって、改めて自分の人生の記憶をひも解いたり、いろいろ思い出したりすると、ホント、紆余曲折あったなぁ、と。自分の人生、なかなかすごいものだと感じております。
――改めて気づいたことはありますか?
すべて嘘偽りなく、さらけ出して書きましたが、改めて感じたのは家族、特に妻への感謝ですね。今までも感謝してきたつもりですけど、もっと感謝しなければいけないなって。この本を書いたおかげで、僕はやさしくなりましたし、一層、円満になったんじゃないかな。家族円満になりたい方は、本を書くのがいいかもしれないですね(笑)。
――特に感謝を新たにしたのはどんなことですか?
やっぱり子育てですね。本にも書きましたが、妻に任せっきりにしてしまったと反省していますし、「もっとああすればよかった」と後悔もしています。当時は精一杯やっていると思っていたのですが、今思うと反省ばかりです。
昨年(2024年)、長男夫婦に子どもができて、ふたりで協力し合って育てているのを見ていると、子どもひとりでもすごく大変なんですよね。それが、うちは3人だったわけですから。
当時は、僕が仕事で、妻が子育てという分担でやってきて、妻もそれで理解してくれていましたけど、どれだけ大変だったか。もう本当に感謝しても感謝しきれないですね。
左から)次男・龍ノ介さん、長男・元輝さん、三男・昇利さん
――本書に綴(つづ)られていますが、特に長男、次男(龍ノ介さん)が生まれたころは、はなわさんは駆け出しで、経済的にも余裕がなかったようですから、智子さんの苦労がしのばれます。智子さんから読んだ感想はありましたか?
この本は11月22日に発売されたんですけど、製本されたものが届いたのはわりと発売日の直前でして。そのころに妻にも渡して、読んでくれているとは思いますけど、照れくさいのか、まだちゃんと感想は聞けていないです。
――執筆途中で智子さんに見せることはなかったのですか?
それはしていません。もし、ダメ出しをされたらそこで止まっちゃうんで。だから、完成するまで内緒にしていました。
――感想は気になりますか?
「え、そんなことまで書いたの?」と怒られそうな気もしますけど。妻が病気になったこと、(地元の)佐賀から呼び寄せて、結果、仕事を辞めさせてしまった、ということもありまして…。
一応、事前に「本には全部書くよ」と伝えてはいたんですけど、そのあたりのことは今までどこにも言っていなかったので、ちょっと心配ではありますね(苦笑)。
自叙伝的な本書を「膨大なエピソードをまとめるのが、ものすごく大変だった。もう一生イヤです(苦笑)」と振り返ったはなわさん。それでも智子さんへの感謝を深められたことで、「こういった機会をいただけて、本当によかった」と明かしました。
