「最高に青春しました!」純白のドレスで登場 卒業を実感した出来事明かす
3期生楽曲で久保さんがセンターを務める「僕が手を叩く方へ」では、3期生が久保さんのもとに集まり顔を寄せ合うと、ファンも一緒になってクラップで、久保さんに思いを届けます。
すると、メンバーがファンの表情をよく見えるように、会場の照明が明るくなり、ライブ本編はフィナーレを迎えました。
アンコールを待つファンの声が聞こえる中、モニターには突然「史緒里へ。」と文字が映し出されます。
久保さんの幼少期の頃の写真とともに、久保さんの両親からの手紙が、男性と女性の声によって読み上げられていきます。オーディション時のことや、活動を一時休止した時のことなどがつづられた手紙。途中、母親からの手紙を大河ドラマ『どうする家康』(NHK)で共演した女優・有村架純さんが、父親からの手紙を嵐・松本潤さんが代読していることが発表されると、会場内にはどよめきが起こります。
そして、拍手の中、純白のドレスを身にまとった久保さんが登場。
「今日、乃木坂46を卒業します。まずは横浜アリーナにお集まりいただいた皆さん、そして配信をご覧いただいている皆さん、本当にありがとうございました」とファンへ感謝を述べると、「思えば、私が乃木坂46に出会ったのは10年以上も前のことで、きっと母はずっと乃木坂のことを語る私を横で見ていて、「あぁ、いつまでこの話してるんだろう」って思っていたと思います。それでも、私の家族は、私の好きなことをいつも否定しないでいてくれて、史緒里のやりたいことをやりなさいって言ってくれていました。そんな家族のおかげで、私は9年間、自分の好きな乃木坂を生きるという道を選びました」と、家族への思いを語ります。
続けて、あまり卒業する実感がなかったという話の中で、今年の紅白歌合戦について話し始めます。「今年も乃木坂46は年末に紅白歌合戦への出場が決まりましたね。凄く嬉しい出来事でした。それをある日、みんなと一緒に聞いた日がありました。横を見たら、同期も後輩も泣いていて、私も泣きそうになったんだけど、今年の年末、みんなと過ごせないんだなと思ったら、みんながキャプテンに抱きつきにいっていく姿を遠くから見守ることしか出来なくて」「1人家に帰ってみると、自分で選択したはずなのに、やっぱり寂しいなって。みんなとまだまだ一緒にいたいなって。
今日もステージに立ちながら、この時間が永遠に続けばいいのにってずっと思っていました。みんなといる時間が長ければ長いほど、みんなへの愛が増していくそんなグループが、私は加入前から、そして加入してからも、そして卒業してからも、ずっとずっと大好きです」と思いを語りました。
さらに「決して、近道ではない乃木坂人生でしたが、悔いなく笑顔で卒業することができそうです。私の乃木坂人生を最後に、ソロ曲という形で、秋元先生に書いていただきました。今日は、皆さんへの感謝と、大好きなメンバーにちゃんとお別れできるように、この歌を歌わせてください」と、スピーチを締めくくると、最新シングル「ビリヤニ」に収録されている久保さんのソロ曲「夢の匂い」を、会場を見渡しながらしっとりと歌い上げ、会場は温かな拍手で包まれます。
続けて、「キャラバンは眠らない」の曲中では、同期である岩本さんから「史緒里、これからもずっと一緒に笑っていようね」、伊藤さんからは「久保ちゃん、これからは友達としてよろしく!」、吉田さんから「まだ行けてないところ絶対にいこうね」、梅澤さんからは「色々頼りすぎてごめん。これからも頑張るから、久保も頑張って!」とメッセージが送られました。
そして、盛り上がること間違いなしの楽曲「ダンケシェーン」では、1人センターステージへと歩いて行き、ファンの近くまで会いにいきます。
曲終わりにある「やっぱ乃木坂だな!」というお決まりフレーズの部分は4期生・遠藤さくらさんが「やっぱしーちゃんだな!」と叫び、ファンが“ありがとう”の気持ちを込めて「だなー!」と返すと、久保さんはとびっきりの笑顔を見せました。
MCでは、キャプテンの梅澤さんから「やり残したことはないですか?」と問われると、「もう何もないです。9年間、何もない!」と笑顔で答える久保さん。
続けて、梅澤さんは「久保はやっぱり努力の人だと思うので、いろんなことがあった中で今も努力をやめずに、こんなにすごいのにいつまでも自信がなくて、でもそれは自分の努力で埋めて、1つずつ夢を叶えていって、そんな姿が同期にも後輩たちにも本当にかっこいい背中だったから、私たちはこんなすごい人がこれからも好きでいてくれるようなグループを作っていかなきゃいけないなと思った」と目標を語りました。
乃木坂46のライブでは最後に披露される定番楽曲「乃木坂の詩」。
メンバーから久保さんへ、1人ずつメッセージがモニターに映し出されていきます。
曲後半では、ファンと一緒になって歌い上げると、耳につけていたイヤモニを外してファンの声を直接聞く場面も。
しかし、これで終わらないのが「久保史緒里 卒業コンサート」。
久保さんが約9年間のアイドル人生の最後に選んだのは、3期生楽曲「思い出ファースト」。
「乃木坂人生最後は、この曲で思い出を作りたいです」と、久保さんを先頭にメンバーが会場を1周します。そして、「最高の9年間でした!ありがとう」と叫びました。
ライブのクライマックスでは、メンバーを代表して6期生は矢田さん、5期生は井上さん、4期生は遠藤さん、3期生は梅澤さんから、久保さんへの気持ちを伝えていきます。
「史緒里さんはいつだって私たちの希望で、私たちの道しるべでした。史緒里さんが愛した乃木坂46をこれから私たちが守っていけるように頑張ります。守っていきます。本当にありがとうございました。大好きです」(6期生・矢田さん)
「久保さんが乃木坂46に残してくださったもの、持ち続けてくださった愛、そして私たち後輩に見せ続けてくださった姿勢、ちゃんと私たち5期生も受け継いでいきたいです。受け継いでいきます。久保さんがこれから先も胸を張って、乃木坂46が大好きだと言えるグループであれるよう、精いっぱい頑張ります。ご卒業おめでとうございます」(5期生・井上さん)
「しーちゃん!しーちゃんが4期生のこと大好きって、4期生の味方ってずっと言ってくれてたから頑張れたし、頑張った。ずっと4期生のことを大事に思ってくれてありがとうございました。ご卒業おめでとうございます」(4期生・遠藤さん)
「久保!私たちはいつだって味方だから。守るものがすごく大きすぎたけど、とりあえずそれは全部おろして、これからは幸せで自分の幸せを生きていってください。私たちはいくつになっても、乃木坂46の3期生なので、なにかあったらいつでも頼ってね。本当にお疲れ様。私たちはこんなにもかっこいい同期をもって、本当に幸せ者です。明日から4人になる3期生ですが、これからの久保の頑張りに負けないように、頑張ります」(3期生・梅澤さん)
最後に久保さんがファンに向かって「最高に青春しました!では。さようなら」と伝えると、ステージの奥に設置された白い扉の中へと姿を消し、約3時間にも渡るライブは終演しました。
モニターには、「お疲れ様」と1本の木にもたれかかる久保さんが。
“風”になびきながら、少しずつ消えていくと、「9年間、本当にありがとうございました。どうか、これからも乃木坂46をよろしくお願いいたします。私の9年間は全てここにおいていきます。愛を込めて。2025.11.27 乃木坂46 久保史緒里」とメッセージが映し出され、卒業コンサートは幕を閉じました。
卒業発表時のブログでは、「6歳からアイドルが大好きだった私が、15歳で大好きな乃木坂46になることができ、夢だったんじゃないかと思うほど素敵な9年間を過ごさせていただきました」と、9年間のアイドル人生に感謝していた久保さん。
グループ加入前の楽曲や、普段のライブではあまり披露することがない楽曲も含めた、こだわりのセットリストと演出は、小学生の頃から乃木坂46が大好きだったという久保さんらしさの溢れた、グループ愛を感じる時間でした。
撮影:鈴木健太(KENTA Inc.)
