11月16日(日)の『ボクらの時代』は、演歌歌手の大江裕さん、徳永ゆうきさん、真田ナオキさんが登場しました。
大江さんは、高校生でバラエティ番組に出演。「演歌高校生」として話題になり、2009年に歌手デビュー。2018年には、北山たけしさんとの演歌デュオ・北島兄弟として『NHK紅白歌合戦』に出場しています。
徳永さんは、2013年に歌手デビュー。最近では『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ)などに出演し話題に。
真田さんは、2016年に歌手デビュー。ハスキーな歌声「ノックアウトボイス」が人気を博しています。今年、ファースト写真集『One Night Stand』(小学館)が発売されました。
大江裕「北島先生に出会うという運命だったのかな」
大江さんは、デビューから1年半が経ったころにパニック障害を発症し、一時休業したことを回想。
医師から「この職業を辞めてください。辞めれば治ります」と告げられ、演歌歌手を「辞めなければならない」と思っていたと語りました。
大江:(休業して)半年過ぎたときに、先生(師匠の北島三郎さん)から電話があって。
真田:はい。
大江:「おい、裕。今、事務所にいるから来い」って。「あ、今日で終わりだな」と。もう怒られるしかないですよね。もう歌えないんだから。おまえなんか、役に立たないんだから終わりだっていう気持ちで、僕は先生に会いに行きました。
大江さんは、北島さんに会うなり「土下座をして謝った」と振り返りました。すると、思いもよらない言葉をかけられたといいます。
大江:頭をなでてくれたの。「頑張ったな。おまえが頑張ったから、こうやっておまえの身体が疲れたんだ。俺のそばにいれば怖くないから、おれの付き人をしろ」って(と、涙を浮かべ述懐)。
真田:はー。
大江:「親から預かって、俺のもとへ縁があって来たから、俺の楽屋で寝ててもいいし、気が向いたことをすればいい。俺のそばで水を持っていてくれたらいいから」と。1年間、先生の付き人ということで、ついて歩きました。
徳永:ほう。
大江:「やっぱり僕は、生まれる前から、北島先生に出会うという運命だったのかな」とか、「偶然じゃなかったのか」とか思いながら…。今、僕は“恩返し”の歌を歌っています。
徳永:それは、ついていきたくなりますね。
真田:そうですね。その、頼れる人というか。支えるというか、言葉にするの難しいですけど。
徳永:精神的支柱になる人って、やっぱり大事になってくるんですね。
真田:いい話ですね。
大江:僕の「人生」です。
