松岡修造さんが、脂身の旨みがたまらない"映える"黒豚のしゃぶしゃぶを堪能しました。

江戸時代に薩摩藩主・島津家久が琉球から鹿児島に入手したとされる黒豚。極上の鹿児島黒豚のしゃぶしゃぶを味わうべく、松岡さんは鹿児島市の「南洲館」を訪れました。

目の前に置かれた大きな鉄鍋を見た松岡さんが、「黒豚しゃぶしゃぶ言われましても、どこにも黒豚がない」と、社長の橋本龍次郎さんと、料理長の西元広行さんに訴えると、橋本社長は「今からうちのスタッフがお作りいたします」とにっこり。

レタス山に黒豚がドーン!脂身の旨みと野菜スープの甘み

現れたスタッフの冨岡勉さんが、「失礼します」とカットされていないままのレタスを鍋に投入しようとすると、松岡さんは驚いて「ちょっと待ってください、何をしているんですか」と制止します。

冨岡さんは手際よく「レタスでふたをします」と、鍋にかぶせるようにレタスで"レタス山"を作り、そこにかごしま黒豚のロースをのせていきます。意表をついた鍋のビジュアルに「レタス山に黒豚がついて!"映え"が大事!」と声をあげる松岡さん。

「鹿児島黒豚のしゃぶしゃぶ」

鍋のスープのだしは黒豚本来の味を楽しんでもらえるようにと、7種類の野菜を3時間半か4時間かけて作っているそう。「そこに昆布とかつおのだしをマッチさせている」と、おいしさへのこだわりを西元料理長が教えてくれました。

コクのある野菜だしで味わう「レタスとロースのしゃぶしゃぶ」を頬張った松岡さんは、「まず見た目が面白い。そして口に入れた時の斬新さですよね。ドーンと見た目が構えてる中のスープがやさしい」と、見た目のインパクトと味わいのコラボレーションを絶賛。

「レタスとロースのしゃぶしゃぶ」

「うまいな~」とおいしそうにスープを飲む松岡さんに、橋本社長は見た目の"映え"の立役者にもなっている立派な鉄製の鍋は、祖父母から受け継いだ50年物の「熊襲鍋(くまそなべ)」という鉄鍋で、味をまろやかにしてくれていると解説してくれました。

続いては、エサにさつまいもを与えているため、脂身が甘い「かごしま黒豚」を味わいます。鹿児島では脂身を「白身」と呼んで大切にしているとのこと。

「豚バラのしゃぶしゃぶ」

松岡さんは「脂身自体が"身"だということですね」と感心し、さっそく食べてみると「これは脂のところがおいしいわ」と納得の表情に。

絶品の黒豚しゃぶしゃぶを、家族の思いが詰まった鍋で堪能した松岡さん。「先祖代々のみなさんが喜んでいるんじゃないですか?」と語りかけると、橋本社長は「ちょうど今日、うちのおじいちゃんの命日だったものですから」と感謝の言葉を返されました。

(『くいしん坊!万才』11月16日放送分より)

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