松岡修造さんが、肉じゃがとみそ汁をワンランクアップさせる"秘密"に唸りました。
伝統製法による黒酢発祥の地、鹿児島県霧島市福山町を訪れた松岡さんは、日本初の黒酢レストラン「黒酢の郷 桷志田(かくいだ)」へ。
総料理長の中村誠治さんから、黒酢がたっぷり入っているという「黒酢肉じゃが」を提供してもらうと、一見オーソドックスな肉じゃがを見て、「見た目じゃわからないですね」とひと言。
実はおいしさのための秘密が詰まったこの肉じゃが。中村さんは、肉を柔らかくするために調理前に黒酢で約40分漬け込んでいると解説。黒酢は、味付けに使うしょうゆとも同じ発酵食品のために相性が良いと教えてくれました。
黒酢入りのみそ汁は「和から離れてスープ感覚」
期待感が高まった松岡さんは、肉じゃがを口に入れた瞬間に「おいしい!」と、思わずカメラ目線に。「酸味がきます。さっぱりもしているんですけれど、お酢の旨みなんですかね」といい、箸が止まらない様子。
続けて、「おいしさもそうですけれど、肉自身の良さを出してくれている。元々、僕は黒酢が大好きなんです」と中村さんに力説します。
福山町の黒酢は、約200年前に中国の商人が作り方や技術を持ち込んだと伝えられているそう。そんな伝統深い黒酢(5年熟成)をコップに入れて提供してもらった松岡さんは、醸し出されるやさしい酸味とまろやかな口当たりに「…おいしい!」と目を見張ります。
「一瞬、ちょっと紹興酒みたいな香りがする」と松岡さんが気付いた味の理由は、醸造期間にあり。一般的な黒酢の醸造期間は1~2年のところ、この黒酢は5年の長期熟成で芳醇な香りと味になっているとのこと。
そして、続いて提供されたのは「黒酢入りみそ汁」。みそ汁にこの5年ものの黒酢を入れると、コクと旨みが増すため、みそを減らして減塩効果も期待できると中村さん。
みそ汁をじっくり味わった松岡さんは、しばし考え込み「おみそ汁じゃないですね」とコメント。にっこり微笑む中村さんに、「おいしい、すごい深い。ちょっと和から離れて、スープ感覚に近いかもしれない」としみじみと語ります。
そして、「福山町の黒酢を通して、僕自身も深みと"整い"が出てきた気がします」と穏やかに感想を伝えて、みそ汁を飲み干しました。
(『くいしん坊!万才』11月9日放送分より)
次回は11月16日(日)に放送予定。
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【お知らせ】
11月22日(土)13:30~14:30に『くいしん坊!万才 50周年&最終回SP』(※関東ローカル)を放送予定!
