松岡修造さんが、魚の旨みと優しい甘さが広がる鹿児島の郷土料理を堪能しました。

鹿児島県の中央部に位置する姶良市にある「田中蒲鉾店」を訪れた松岡さんは、目の前でこんがりと揚げられる「つけあげ」に興味津々。

つけあげとは、魚のすり身を揚げた鹿児島県の郷土料理のこと。田中蒲鉾店の3代目・田中健太さんに、いわゆる「さつま揚げ」のことだと、教えてもらいました。

魚の旨みがたまらない「つけあげ」入りの「ずし」に箸が止まらない!

松岡さんは、鹿児島では冬の定番だという「さつまいも揚げ」からいただくと、こんがりといい色に揚がった様子に、「香ばしく揚がっています」とうれしそうな表情に。大きく頬張ると、思わず「ふわもち!」と声をあげました。

「さつまいも揚げ」

揚げたてを堪能した松岡さんの目の前には、大皿に乗った様々なつけあげがずらり。続いては「海鮮揚げ(棒天)」と呼ばれる魚の旨みがダイレクトに伝わる一品をいただきます。

健太さんから、「うちでも1番上物のすり身を使って作っているのでなめらかです」と、紹介された松岡さんは、一口食べて「甘い、すごいしっとりしてます」と目を見開きます。

田中蒲鉾店のつけあげは、鹿児島の中でも甘さ控えめで、胃もたれしにくいヘルシーな油をつかっているそう。つけあげという名前の由来は、「すり鉢で突くように混ぜる」「板につけて揚げる」などの諸説があると、健太さんが教えてくれました。

「にんじん揚げ」

シャキシャキ食感が楽しめる「にんじん揚げ」を食べた松岡さんは、「にんじんがそのまま入ってるんですか?」と、細かくカットされてなく、食感がダイレクトに伝わる大きさのにんじんにびっくり。

「鹿児島の人はそのシャキシャキ感が好き」と、にんじん揚げの人気の理由を教えてくれた妻の直子さんが続いて紹介してくれたのは、お椀に入った「ずし」という料理。

「ずし」

ずしとは、つけあげやお餅などが入ったおじやのこと。松岡さんが、「初めての体験です、具がすごくしっかりしている」と目を閉じて味わうと、「鹿児島では七草がゆのことを『ずし』と言います。家庭によっていろいろ作り方や具材が違うんですが、うちはずしにもつけあげを入れます」と、直子さん。

ずしに入ったつけあげに、「すごく合うじゃないですか、これはおいしいですね」と喜んだ松岡さんは、「つけあげのおいしさに、僕の気持ちも段々とつけあげてきました!」と締め括り、ほがらかな笑いを誘いました。

(『くいしん坊!万才』11月2日放送分より)

次回は11月9日(日)に放送予定。

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【お知らせ】

11月22日(土)13:30~14:30に『くいしん坊!万才 50周年&最終回SP』(※関東ローカル)を放送予定!