10月13日午後10時、惜しまれながら閉幕した大阪・関西万博。
184日間の開催期間で、のべ約2800万人が来場しました。
大勢の人が詰めかけた最終日は、8時40分に20分前倒しでスタート。
めざましmediaは、そんな「万博最後の1日」を取材しました。
平日の仕事帰りに、ふらっとご飯を食べに訪れたりするほど万博に通い詰めたという5人組に遭遇。すると、彼女たちは万博が終わるともう2度と見ることができない、“あのマーク”のコスプレをしていました。その姿とは…。
さらに、5人組が撮影した、万博スタッフが初めて披露したミャクミャクのイラストや夜空に輝く美しい花火など“奇跡の1枚”も紹介します!
もう見ることができない!“あのマーク”に扮した5人組
最終日の10月13日、万博が閉幕を迎える頃に出会ったのは、大阪府在住の女性5人組。
全員が通期パスを所持していて、休日のみならず、平日の仕事帰りにふらっとご飯を食べに万博を訪れることもあったほど、万博に熱狂していたそうです。

そんな皆さんは、最終日だからと全員で“あるコスプレ”をして来場。
万博が終わるともう2度と見ることができない、“あの画面”を再現していました。
その姿というのが…

ダイナミックな外観のシグネチャーパビリオン「null²(ヌルヌル)」の前に並び、笑顔を見せる5人。
5人は頭に赤い帽子や布をかぶり、「満員」と書かれた赤い大きなフラッグを持っています。
万博マニアならば、もうお気づきではないでしょうか?

実はこれ、万博公式サイトの来場希望日を選択するカレンダーの“満員マーク”のコスプレなんです!
来場予約をする際に必ず表示されるカレンダーの画面ですが、期間の後半は万博があまりの人気で、いつも「満員」マークが表示されていました。

予約が困難なので、みんなが「見たくない!」といつも思っていたこのマークも、万博が最終日となり、もう2度と見ることができないということで、少し寂しさも…。
そういった思いから、このマークのコスプレで思い出を残そうと決めたのだそう。
コスプレ姿でYouTubeの会場ライブカメラに映ると、これに気づいた万博マニアたちからは「満員ってしてる子いる!」などの声が寄せられたそうです。
最終日に初披露されたピースサインのミャクミャクを公開!
そんな“満員ガールズ”たちが、万博会場での撮影した奇跡の1枚を見せてもらいました!

まずは、会場内を歩いているときに偶然通りかかって撮影したという地面を写した1枚。
そこには、水で描かれたピースサインをしたミャクミャクのイラストが!
そばには「EXPO 2025 10.13」と、日付も書かれています。
これを描いた男性スタッフは、最終日にして初めてこのイラストを描いてみたと明かしていたようで、隣に居合わせた見知らぬ人と「すごい!」と感動を共有するほど、見た時は大興奮だったそう。
水で描かれているため、自然と消えゆくこのイラストに儚さも感じます。

続いて、夜空に打ち上がった大きな花火のショット。
いくつもの鮮やかな花火が、真っ暗な空に輝いていて、うっとり見とれてしまうほど美しい1枚です。
外でお酒を飲みながら万博のご飯を満喫しているときに、ふと夜空に打ち上がったそうで、「お祭りの雰囲気を感じながら飲むお酒は最高!」と楽しげに話してくれました。

さらに、シグネチャーパビリオン「null²(ヌルヌル)」の外観に、空や雲が反射して映っているなんとも美しいショットも。
そこに存在するはずの建物が一見ないように見える驚きの1枚となっていて、とても不思議な感覚になります。

最後には、何度も足しげく万博を訪れたことがうかがえる、たくさんのスタンプが押されたスタンプ帳も見せてくれました。
万博会場内で押せるスタンプだけでなく、関西9府県(京都府や三重県など)のサテライト会場も全制覇したそうで、万博にかける思いの強さを感じます。
万博が終わることについては、「とても悲しくて泣いてしまった」と話していましたが、すてきな思い出が心に深く刻まれたことでしょう。