全てを話して謝る耕吉を幸弘が「馬鹿者!」と怒鳴りつける。

そして、初めから話してくれたら済んでいた話だと、用意していた金を耕吉に渡そうとする幸弘。受け取れないと耕吉が恐縮していると、左右馬が今回はあくまで千代を守るためだったこと、二度とこんなことはしないと藤島家は分かっていることを告げる。

この言葉に素直に応じた耕吉が、「このご恩とお金は一生かけて返す」と幸弘に告げた言葉は、鹿乃子の耳でも嘘のないものだった。

一連の流れを見ていた千代は、左右馬の推理に大興奮。お気に入りの小説『名探偵・眉目秀麗(まゆめ・ひでよし)』にも劣ることのない解決ぶりだと、礼は何が良いかと聞くと、左右馬は即座に金と答える。

助手にも礼をしたいと言う千代に、鹿乃子は困っている人がいたら、左右馬が優秀な探偵だと教えてほしいと告げた。

こうして藤島家の事件は解決。左右馬は去り際、幸弘たちに二人組に脅迫されたことを警察に報告するよう促した。

大興奮のお嬢様・千代(片山友希)の“お礼”に左右馬(鈴鹿央士)は…

数日後、左右馬と鹿乃子が「くら田」で昼食をとっていると、端崎馨(味方良介)が来た。端崎は、先日逮捕した男たちの話をする。それは耕吉を脅した者たちで、藤島家からの連絡で逮捕に至ったということだった。

その夜、探偵事務所へ幸弘が礼をするため訪ねて来た。

左右馬が耕吉の様子を聞くと、幸弘は自分のもとで働いていると答える。事務所の面には、耕吉が控えていた。

幸弘が去ると、左右馬は鹿乃子に初手柄だったと褒める。改めて、「君は縮こまらなくて良い」と言う左右馬は、鹿乃子の力でもらえたと、幸弘が持ってきた礼の品を見せる。

封筒には多くの報酬、菓子折りには鹿乃子が好きなカステラが入っていて、2人は大喜び。

2人の活躍が新聞の読者投稿欄に踊った。どうやら千代の投稿らしく、鹿乃子は依頼が入ると喜ぶが、左右馬は眉をしかめる。

案の定、新聞を読んだ人々が事務所に集まって来た。それは、探偵の依頼ではなく、左右馬が報酬を得たことを知り、ツケを払ってもらおうとする町の人たちで…。

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