ケガの手当てを終えた耕吉は、時間がないと進言。幸弘は身代金の準備を進め、出かけようとする。そんな幸弘を引き止めるために、左右馬が会話を続けていると、そこへ千代が帰って来た。
「誘拐されたのではないか?」と尋ねる幸弘に、ずっと劇場にいたと答える千代。すると、左右馬は耕吉がついた嘘を暴き出す。
さらに、左右馬は脅迫状などの不審な点を鹿乃子が聞き分けた耕吉の嘘と付き合わせていく。そして、今回の誘拐に関する全てが、耕吉の嘘だと突きつけた。
耕吉(宮崎秋人)はなぜ嘘をついたのか…左右馬(鈴鹿央士)が推理
数日前に女中たちが目撃した屋敷をうかがう2人組の男たちも耕吉の知り合いで、金銭を要求されていたのではないかと問う左右馬。しかし、耕吉を信じる千代は左右馬の推理は穴だらけだと信じようとしない。
いたたまれず、自分の力を話そうとする鹿乃子を左右馬が止める。左右馬は耕吉が嘘をつく時に、右斜め下を見る癖があるとハッタリを言うと、幸弘も納得し、耕吉はついに白状した。
耕吉は兄が小豆相場に失敗して作った借金の保証人になっていた。その兄が失踪したことで、耕吉のもとに借金取りが現れたのだ。
その借金取りが、女中たちが目撃した男たち。彼らは千代にも目をつけていた。
耕吉は男たちに少しづつ金を返していたが、突然、全額返済を要求され、できなければ千代をさらって売り飛ばすと脅される。千代を守るため、耕吉は仕方なく誘拐をでっち上げたのだった。