そんななか、取引先に向かう道中、疲れ果てた宏樹。その様子を見ていた喫茶店のマスター・浅岡忠行(北村一輝)が自身のお店に誘った。
珈琲を渋々飲みながら、人には言えない仕事の精神的な負担、そして妻・美羽に対する感情を話す宏樹。浅岡はその言葉を受け止め、宏樹は少しだけ気持ちが楽になっていく。
冬月(深澤辰哉)の子どもが自分のお腹にしっかり生きていることを確信する美羽(松本若菜)
アフリカの医療施設では、土埃りと汗で汚れた水木莉紗(さとうほなみ)がいた。
そして既に遺体と化した日本人の遺品。それが冬月のものとわかり、泣き崩れ、そして放心状態に。
美羽もまた冬月が亡くなったことで悲しみに暮れていた。しかし、エコー検査を受け、冬月との子どもが自分のお腹にしっかり生きていることを確信する。