大阪駅前第3ビルの地下2階に大行列を作る「うどん棒 大阪本店」の裏側に迫ります。
9月27日、土曜の昼下がりに、芸能人やヒット商品など世間の話題を集めるモノの裏側に迫る『ウラマヨ!』が放送されます。
MCは、ブラックマヨネーズ(小杉竜一さん、吉田敬さん)。ゲストに、伊集院光さん、月亭八光さん、萌々(爛々)さんが登場。アシスタントは、高橋真理恵カンテレアナウンサーが務めます。
小麦、水、環境、すべてにおいて“香川”にこだわる徹底ぶり
今回は、「京阪神 行列うどん店 夢の共演SP」を放送。


「うどん棒 大阪本店」(大阪市北区)は、2004年のオープン以来、ミシュランガイド「ビブグルマン」や、食べログ「うどん百名店」に何度も選ばれている名店で、大阪で食べられる本格讃岐(さぬき)うどんにリピーターが続出しています。
一番人気の「ひや天うどん」(1200円/税込)には、エビ、大葉、海苔(のり)の天ぷらをトッピング。まだまだ暑い今の時期に食べたい、冷たいうどんです。
天ぷらには、昔ながらの圧搾製法でしぼった菜種油「赤水(あかみず)」を使用。さらに、熱伝導率の高い銅鍋で揚げることで、ムラなくサクサクな仕上がりに。麺は、香川県産の小麦「さぬきの夢」に、北海道産の小麦をブレンドしています。
うどん作りの意外な裏側について、店主の十河隆一郎さんは「香川にいる、僕の父親に生地を作ってもらっていて。だいたい、うどんは寝かせる時間があるんですけど、輸送する時間を利用して熟成させています」と紹介。
香川県高松市から大阪市へ、15時間かけて輸送する“冷蔵輸送”で麺を熟成。しかも、輸送するトラックの中の温度が熟成に最適なのだそうです。
実は、香川で3代続く讃岐うどん家系の十河さん。小麦、水、環境、すべてにおいて“香川”にこだわる徹底ぶりで、機械を一切使わない純手打ちという昔ながらの讃岐うどんスタイルを貫いています。

一方で、店のSNSを見てみると、中華風の「つけマーボ」、カレー風の「つけキーマ」など、変わったうどんの画像が次々出てきます。この裏には、十河さんのうどん人生を変えた、ある人物の一言があったのだとか。
「ラーメン業界の人たちとお付き合いするようになって、ラーメンマニアの人から、『ラーメンと違って、うどんって見た目がどれも一緒であまり変わり映えしないよね』っていうことを言われたのが衝撃的でした。クソッ!って思いましたね(笑)」。
その言葉に発奮した十河さんは、さまざまなジャンルの料理を研究し、ラーメンに負けない見栄えがする創作うどんを毎月販売するように。そのなかで「近年では、一番のヒット商品じゃないですかね」と語るのが、まるでスイーツのような見た目の、「無花果酢橘饂飩(いちじくすだちうどん)」(1300円/税込 ※現在は、販売終了)。
香川県産の高級フルーツ「ハザマいちじく」を丸ごと1個使用。糖度20度を超えるいちじくと爽やかな酸味のすだちが相性抜群で、毎年登場するのを待ちわびるファンも多いとのこと。
十河さん「ラーメン業界に負けてたまるか!と、探究心を忘れずにやり続けてはいますね(笑)」と熱く語ります。
ほかにも、番組には京阪神の3つの名店が登場。

「うどん棒 大阪本店」と同じ大阪からは、ラーメン激戦区・西中島にあって10年以上うどんで勝負している「本格手打うどん ゆうすけ」(大阪市淀川区)。
一番人気はボリューム満点の「とり天ぶっかけ」で、関西では珍しい平打ちの極太麺に中毒者が続出しています。
京都からは、過去最大4時間待ち、7年連続でミシュランガイド「ビブグルマン」に選出された超人気店「山元麺蔵」(京都市左京区)が。一番人気は「土ゴボウ天ざる」で、うどん業界に革命を起こした“強いコシ”דもちもち食感”のハイブリッド麺は行列と同様に長く、食べなきゃ損の逸品です。
兵庫からは、田んぼの真ん中にありながら大行列となる「釜たまうどん」が一番人気の店。伝説の師匠から受け継いだ本場仕込みの讃岐うどんを求め、全国からお客さんが押し寄せる「がいな製麺所」(兵庫県加西市)と、計4店舗の店主がスタジオに集結。

それぞれの人気の秘密と知られざる裏側を深掘りする『ウラマヨ!』(関西ローカル)は、9月27日(土)13時より、カンテレで放送されます。