──2人がキュンとしたシーンを聞かせてください。

長野:僕は、第3話の屋上でアイからタバコをもらうシーンですね。アイのおかげで千明はタバコにハマったのですが、そのタバコの味が…あのときの景色も相まってすごくキュンとしました。いわゆるキュンシーンではないかもですが。

藤林:僕もいわゆるキュンシーンではないかも。アイがランウェイを歩くファッションショーのシーンがいくつか出てくるのですが、たくさんのお客さんのなかに千明を見つけたときはキュンとしました。

お客さんはエキストラさんが演じてくださっているので、知らない顔ばかりなんですよ。そのなかに知ってる長野くんの顔があるだけで、「あ、いる!」ってすごく安心感がありましたし、すごくうれしくて。個人的にテンション上がってキュンとしていました(笑)。

藤林泰也 パンクファッションにテンションもアップ!撮影で使用の指輪も買い取り

──キュンシーンが第1話からたくさん盛り込まれていますが、相手をキュンとさせるために工夫したことがあれば聞かせてください。

長野:上目遣いとか、視線ですね。僕は普段、原因は自分にある。というグループに所属しているので、キュンとさせる側じゃないですか。どちらかと言えば(笑)。

藤林:それはそうだね(笑)。

長野:あ、キュンとさせる側というか…劇中の千明は「どうやったらアイや江永が振り向いてくれるか」と行動する役で、普段の僕はどちらかと言うとアイや江永側という話で(笑)。

だから、千明を演じるときには視線の使い方だったり、仕草だったり、少し女性を意識しました。萌え袖にしたり、カップやグラスを持つときに片手じゃなくて両手で持ってみたり。

藤林:あざといね(笑)。

長野:あざとさ1000%ぐらいで演じました(笑)。

ドラマ『PUNKS△TRIANGLE<パンクス・トライアングル>』より

藤林:僕は声ですね。

長野:確かにいい声だった!

藤林:(低音ボイスで)いい声でぇ、耳元でぇ、語りかけるシーンがあるんでぇ。そこは「(千明を)落としてやろう」という思いを声に込めて頑張りました。

長野:ちょっとふざけてない(笑)?

藤林:本当だって(笑)。あとは、アイは“クールで余裕のある人”を演じているのですが、色気のある…ゆっくり、ねっとり、まとわりつくような感じのしゃべり方は意識していました。江永とはしゃべり方も声も変えています。

──劇中には多くのパンクファッションが登場しますが、お2人はこれまで、パンクファッションに興味はありましたか?

藤林:普段からたくさんアクセサリーをつけますし、ゴツゴツした感じも好きなので、パンクファッションは好きです。今回の撮影でつけていた指輪がすごく気に入ったので、買い取ってプライベートでも愛用しています(笑)。そういった意味では、アイを演じているときのほうが気持ち的に落ち着いていたかもしれません。

長野:アイの衣装を着たときも「テンション上がるわ~」って言ってたね!

藤林:アイはおしゃれで、服にもこだわりが詰まっていたから。衣装を着るのがすごく楽しかったし、気分が上がりましたね。長野くんはどう?

長野:僕もアクセサリーは普段から結構つけるタイプだし、パンクファッションは好きです。ただ、ピアスとかはしないので、撮影中は耳が痛かったですね。

藤林:でも、「次のライブでつけてみようかな」って言うくらい、気に入ってたよね。

長野:言ってた(笑)。僕、ピアスの穴があいてないので、撮影ではスタッフの皆さんがいろいろ工夫して、ピアスに見えるようにしてくださっているんです。そうやってつけてみたら「いいな~」と思って。外れにくいものもあったから、どこかでつけられたらいいなと思っています。