ライブのスタート前、会場の注意事項を伝えるナレーションいわゆる“影アナウンス”は、本フェス恒例となった出演アーティストによりサプライズで行われるもの。
「ももいろクローバーZの佐々木彩夏と、wacciの橋口洋平です!」と、2人の声が聞こえた瞬間、観客からは「わー」と歓声と拍手が。「皆様どうかとびっきりの笑顔と拍手で楽しい思い出を一緒に作りましょう!」「最高に盛り上がる姿、見せてくれますか!己見せろ、ど根性!!」のメッセージに会場が一気に熱くなりました。
オープニングVTRの後は、三宅アナ、井上アナ、ちいかわ、ハチワレがステージに登場しあいさつを。三宅アナが「皆さん、楽しむ準備はできていますか?いやいや、そんなもんじゃないでしょう!声出す準備はできていますかー?」とあおると、会場は「いえーーい!」と大盛り上がり。
yama「楽しすぎちゃって…」水をこぼすハプニングも
トップバッターのyamaさんからライブはスタート。yamaさんはSNSを中心にネット上で注目を集める新世代シンガー。去年、自身初のアジアツアー「thanks for waiting」で世界進出を果たしました。
会場の大型モニターにアニメーションVTRが流れると、観客は総立ちに。「yama」の文字が映し出された後にyamaさんが白いフーディーとパンツの上下で登場し、人気アニメのテーマソングとなった「色彩」を熱唱しました。続いて「あるいは映画のような」を歌い始めると、客席はyamaさんのヘアカラーに合わせるかのように、ブルーのペンライトが光っていました。
「yamaです。『めざましテレビ』30周年おめでとうございます。愛知の皆様にお会いできてうれしいです!30年ってすごいことです、記念すべき年にライブをできてありがとうございます。今日は一緒に楽しんでいきましょう!」とあいさつすると、先日リリースされたばかりの新曲「偽顔」、続けて「麻痺」を歌いあげました。
観客はこぶしをあげモニターに映し出された歌詞テロップと共にノリノリに。一転、「Oz.」ではそのしっとりとした雰囲気とピンク色のスポットライトが映え、会場がひとつになりました。 yamaさんも、この雰囲気を大いに楽しんだ様子で「楽しくなっちゃって、あとずさりしたときに(ペットボトルに入った)水を倒してしまい、床を少し濡らしてしまいました!」とコメントし客席から笑い起こる場面も。
その後のMCでは「30年って、ひとが生まれて大人になる月日。自分はまだ歩み始めたばかりで成長段階ですが、慣れないなりに一歩ずつがんばっているところです。また愛知にも来ますので、皆さんにお会いしたいです!」と語りました。
そして、2020年4月に自身初のオリジナルソングとしてリリースした「春を告げる」、そして最後に「slash」で締めくくりました。「春を告げる」は、現在ストリーミング総再生数が約4億回の大ヒット曲で、モニターにはアニメーションと歌詞が映し出され観客のみなさんも手拍子とともに盛り上がっていました。