科警研研究官・尾藤宏香(松雪泰子)はDNA鑑定に関する論文を発表するが、法科学部部長・立花から論文の研究データを改ざんしているのではないかと指摘される。
立花の元に改ざんに関する告発があり、差出人は不明ながら証拠としてUSBメモリが添付されていたという。
論文の撤回を求める立花に対し尾藤は釈明するも、立花は聞く耳を持たない。
尾藤が部長室を去ったあと、立花がUSBをしまおうとすると、どこからか機械の作動音が。
デスクのそばに見慣れない箱が置いてあり、立花が箱のふたを開けたその瞬間、室内をまばゆい閃光(せんこう)が包む…。
科警研で発生した火災に尾藤が巻き込まれたことを知った土門誠(藤木直人)と高倉柊子(白石麻衣)は、搬送先の病院へと向かう。
土門たちが病院に到着すると尾藤は意識を取り戻すが、火災以前の記憶を失っていた。
ショックを受ける土門と高倉の前に、千葉県警の刑事が現れる。県警は火災の事件性を疑い、死亡した立花と直前に会っていた尾藤を被疑者とみていた。
翌日、鑑定所に土門、高倉、弁護士の相田直樹(迫田孝也)、刑事の都丸勇人(中沢元紀)、尾藤の助手・嵐山信幸(栗原類)が集まった。尾藤の潔白を信じる5人は、彼女にかけられた疑いを晴らすため動きだすことに。
さっそく、土門は嵐山と共に火元となった部長室を訪れ、火災原因を調べるため燃焼残渣の採取に取りかかる。