藤木直人さん主演、新水10ドラマ『最後の鑑定人』。

同作は、かつて科捜研のエースとして活躍し“最後の鑑定人”と呼ばれていた主人公が、科学的アプローチを駆使して難事件を解決に導いていくサイエンス×ミステリー作品。

2018年、『永遠についての証明』で第9回野性時代フロンティア文学賞(現『小説 野性時代 新人賞』)を受賞した、小説家・岩井圭也さんの同名小説が原作です。

藤木さんが孤高で人に興味がない偏屈科学者・土門誠(どもん・まこと)を演じ、土門のバディで人のウソを見抜くのが得意な“変人”研究員・高倉柊子(たかくら・しゅうこ)を白石麻衣さんが、土門の過去を知る科警研研究官・尾藤宏香(びとう・ひろか)を松雪泰子さんが演じます。

このたび、第10話&最終話に出演する、袴田吉彦さんのシーン写真、コメントが到着しました。

科警研で原因不明の放火殺人が発生!容疑者は…尾藤(松雪泰子)!?

第10話では、科警研研究官・尾藤宏香(松雪泰子)はDNA鑑定に関する論文を発表しますが、法科学部部長・立花(安藤広郎)から論文の研究データを改竄(かいざん)しているのではないかと指摘されます。

立花のもとに改竄に関する告発があり、差出人は不明ながら証拠としてUSBメモリが添付されていたといいます。論文の撤回を求める立花に対し、尾藤は釈明するも、立花は聞く耳を持ちません。

尾藤が部長室を去ったあと、立花がUSBをしまおうとすると、どこからか機械の作動音が。デスクのそばに見慣れない箱が置いてあり、立花が箱のふたを開けたその瞬間、室内をまばゆい閃光(せんこう)が包み…。

科警研で発生した火災に尾藤が巻き込まれたことを知った土門誠(藤木直人)と高倉柊子(白石麻衣)は、搬送先の病院へと向かいます。

土門たちが病院に到着すると尾藤は意識を取り戻しますが、火災以前の記憶を失っていました。ショックを受ける土門と高倉の前に、千葉県警の刑事が現れます。

県警は火災を放火と推察。火災によって死亡した立花と直前に会っていた尾藤を、放火殺人の被疑者として捜査していました。

翌日、鑑定所に土門、高倉、相田直樹(迫田孝也)、都丸勇人(中沢元紀)、嵐山信幸(栗原類)が集まり、尾藤にかけられた疑いを晴らすため動きだすことに。早速、土門は嵐山とともに火元となった部長室を訪れ、火災原因を調べるため燃焼残渣の採取に取りかかります。

袴田さんが演じるのは、土門・尾藤の大学時代の同期・原田俊吾(はらだ・しゅんご)。

現在は、企業のITセキュリティを担当するITのスペシャリストで、火災に巻き込まれた尾藤を心配して見舞いにやってきますが、火災の影響で記憶を失った尾藤に対して「いいよ、気にしなくて。思い出してほしくないこともあるし」と意味深な言葉をかけ…。

第10話は、ストーリー冒頭からフードを深くかぶった怪しい人物が登場するなど、複雑怪奇な事件となりそう。そんな終盤戦に登場する袴田さんは、事件に関わる黒幕か、それとも土門たちの味方か――。

袴田さんは、今クールのフジ制作連続ドラマ『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』にも出演しています。

『最後の鑑定人』第10話は、9月10日(水)22時より、フジテレビで放送されます。