一行は、途中でイネの兄(矢作マサル)とすれ違い、イネが落ちた橋に差し掛かる。
下方の川の岩場には、イネの死体を発見した久保(加藤諒)がいた。久保は、イネは人形を抱えており、崖の上に品子のような振り袖を着た女性を目撃したと証言。
だが、柴田はその時、寺山と品子と“人形部屋”いた。そのため、女性は久保の見間違いということに。また、イネが抱えていた人形の出どころも不明で、死因は自殺とされた。
“嘘”もなく可愛らしい品子(片岡凜)しかし、鹿乃子(松本穂香)はある言葉に“嘘”を聞き…
綾尾家に着いた左右馬、鹿乃子、雅は品子と会う。噂通り、人形そのものといった容姿の品子だが、話ぶりなどは可愛らしい女性。
真摯に取材すると言う雅にも、品子はすぐに打ち解ける。また、鹿乃子は周囲から気味悪がられる品子に自分の生い立ちを重ね合わせ、親近感を覚えていた。
品子は、綾尾家に伝わる風習の由来は知らないが、両親が残したものなので大事にしていると語り、左右馬たちを自分が暮らしている離れ屋の“人形部屋”に案内。
雅がイネが抱えていた人形のことを尋ねると、品子はいつの間にか部屋からなくなっていたと答えた。品子はイネが窃盗犯にならぬよう、事実を公にしていなかったのだ。
母屋に戻っても、雅は品子への取材を怠らない。
ふと、品子が双子ではないかと聞く鹿乃子。「双子じゃない」と言う品子の声は、鹿乃子に嘘の響きは聞こえず左右馬に合図を送る。
だが、周囲から『人形殺人事件』などと呼ばれるのはおかしいと言う雅の言葉に「うちは誰も死んでいないし、イネさんは自殺」と答えた品子の声に、鹿乃子は嘘を聞いてしまう。
動揺して左右馬に伝えられない鹿乃子…。