このたび、寺西さん、室さん、高田さん、原さん、諸江監督のコメントが到着しました。

寺西拓人「まさかこうなるなんて」と人生の転機を回想

寺西拓人(宇佐美蓮役)

初めての主演ということで、ありがたいなという思いと、共演してくださる皆様をはじめ、スタッフの皆様のお力を借りながら最大限の力を出せればなと思って臨みました。

撮影では、実際に路面電車が動いている街なかを自転車で走るシーンはすごく印象深かったです。また、僕は撮影中、ずっと鹿児島にいて、同じ事務所の仲間も代わる代わる行ったり来たりという感じだったのですが、すごく新鮮にお芝居ができたなと思います。

原に関していうと、半日で彼の撮影が終わったんですが、なぜか2泊くらいして、打上げにも参加するという、よくわからない状況でしたね(笑)。でも、みんなが来てくれてすごく楽しかったです。

timeless projectのオーディションを受ける前日くらいまでこの撮影をしていたので、当時はまさかこうなるなんて、僕も思っていませんでしたが、それによってより多くの方々に鹿児島の魅力やこの作品がたくさんの人に伝われば嬉しいなと思っています。

室龍太(板倉靖幸役)

撮影時の思い出は、僕のクランクイン前にテラ(寺西さん)とホテルで談笑していた記憶が濃いですね!主演ですし、セリフ量もあり、撮影スケジュールもタイトやったんでテラが頭を抱えていたのは鮮明に覚えています。

どこか懐かしい空気も感じた、風情のある商店街がとても素敵だったので、さらに作品を楽しんでいただけるのではないでしょうか。ぜひ、劇場に足を運んでみてください!

高田翔(蒲生清彦役)

鹿児島の方々との交流など、タイトなスケジュールのなか、鹿児島のいたるところで撮影させていただけたことがありがたかったです。

完成がとても楽しみですし、観に来られる方々も楽しんでいただけると思います。
ぜひ、ご期待ください!

原嘉孝(橋口拓海役/友情出演)

(ロケ地の天文館は)風情のある街並みや昔ながらの飲食店が多く、初めて行きましたがすごく落ち着く街でした。初めて行った感覚がしないというか、居心地のいい場所だなと思いました。

昔から応援していただいている方にもそうですし、僕とテラがtimeleszに入る前の活動を知らない方ももちろんたくさんいらっしゃって。そういう方たちにも、こうしてそのときの活動を届けられることが嬉しいです。ぜひ、皆さん、公開を楽しみにしていただければと思います。

諸江亮(監督・脚本)

撮影初日、寺西さん演じる宇佐美蓮が、ある使命を背負い、会議に乗り込むシーン。
物語の終盤に位置する難しいシーンを初日の撮影で演じることになったのですが、そのシーンで寺西さんは、セリフだけでなく、まなざしや呼吸で人間の弱さや葛藤を見事に表現してくれました。脚本には書ききれなかった余白を、映画に息づかせてくれたのです。
宇佐美蓮に命が宿った瞬間でした。

クランクインの1年前。
僕は毎月のように天文館を訪れ、街を歩き、地元の方々と交流しながら、肌で感じた空気感をじっくりと脚本に落とし込んでいきました。

最初は「人はそう簡単に変われない」という前提をもとに物語を組み立てようとしていたのですが、天文館で過ごした日々によって「出会いによって人生は変わる」という前向きなテーマに変化していったのです。

そうして生まれた『天文館探偵物語』は、変われない(と思い込んでいる)人たちと、変わらない街が交差する物語になりました。ぜひ、劇場でご覧ください。

<作品概要>

『天文館探偵物語』

11月21日(金)鹿児島県先行公開/12月5日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開

(C)2025「天文館探偵物語」製作委員会