細身のスーツを着こなし、二階堂に反抗的な態度をとる野性味たっぷりの顔つきから、この作品にかける藤井さんの意気込みが伝わってきました。
森川葵=二階堂民子のスタイリッシュなビジュアル
セット内の壁を取り付ける間、キャストがそれぞれ前室と呼ばれるスタジオ内の部屋で待機する中、小山内役をオーディションで勝ちとった井内さんは先輩俳優の中へ入ることに緊張してしまうのか、スタジオ内のモニター前にちょこんと着席。
スタッフと談笑しながらも、背筋を伸ばして両膝をきちんとそろえた座り方から、特撮作品の主演を経て、初の本格的なドラマに挑む真摯な姿勢が伝わります。

続いて行われたのは、二階堂がスティンガースメンバーのこれまでの働きぶりや特性を紹介しながら、一人一人としっかり顔を合わせる場面。
二階堂はマニッシュなパンツスーツ姿で、ブラウンのジャケットの中に着たオフホワイトのベストが洗練された佇まいを表現。センターパーツの髪をトップキャリアらしくピシッとまとめているものの、大きなリボン型のヘアアクセサリーでオシャレ上級者ぶりを演出しています。

セット中央に配置された大きなデスクはおにぎりのような丸みのある三角形で、一辺に2人ずつ着席し、全員が向き合うような形状。時間が経つにつれて、スタンバイ中の会話が増え、皆さんが打ち解けていく様子に見ている側もほっこり。監督も思わず「このテーブルの形の効果が出たね」と嬉しそうにつぶやいていました。
途中、森川さんは着席しながらストレッチをして体を伸ばしたり、セリフのイントネーションを確認するように何度もつぶやいて自主練したりと、リラックスしながらも“座長”として凛とした空気を放っていました。
『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』(フジテレビ)は7月22日(火)21時より、初回15分拡大で放送されます。