<別府由来 コメント>
――出演が決まったときは、どう思いましたか?
オーディション時に、西谷監督からの演出指導があり、その時点で僕は役者としての学びが多くありました。今回、ヒロトという役をいただくことになり、緊張もありますがこの現場で自分がどこまで成長できるのだろうと、心が躍りました。
個人的な話にはなりますが、西谷監督が演出した作品が好きで、特に映画『容疑者xの献身』は何度も観てきた作品です。だから参加できとても光栄な気持ちと、気を引き締めて挑まないと、と思いました。
――台本を読んだ印象は?
偏見や価値観、自分の考えの幅を広げてくれる物語だと感じています。特に、主人公お二人のやりとり。愛をひとつ学ぶことで失うものも生まれてきて、その流れが切なく儚(はかな)いです。
ヒロトは、荒井啓志さん演じるつばさを信じてホストのランカーに上り詰めた男です。だからこそ、つばさへの信頼は厚くそこの気持ちを忘れずに演じています。そしてホストとしては一つひとつの所作が繊細で丁寧なので、難しさも痛感しています。
――初共演となる、ラウールさん、荒井啓志さんの印象は?
ラウールさんは、芯がありながらとても柔軟な方だなという印象です。会うたびに、カヲルのホストとしての演技に勝手に嫉妬と尊敬をしています。個人的にあまり自分より身長が高い人とご一緒することがないので、見上げる目線でお芝居することが新鮮です。
荒井啓志さんは、オーディション時にお会いしていて、そのときから言葉では説明できない惹(ひ)き込まれる魅力がありました。内面はすごく努力家で、ふとしたときに人間味をとても感じています。そういう部分がとても魅力的です。作品の中でヒロトがつばさに思う感情とリアルでもリンクします。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
愛がゆえに自分の信念と葛藤する物語。登場人物たちのもどかしく切ない愛のやりとり。毎回、続きが気になる作品になると信じています。
僕自身も、みなさまと一緒に自分なりの愛をこの作品から学んでいきたいです。